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【報告】江戸川小学校天体観測会

担当者所属:成蹊大学理工学部・教職課程センター
担当者名:宮下 敦

1.タイトル
江戸川小学校天体観測会

2.活動日時(または期間)・場所
2020年 2月 1日(日) 18:00 ~ 20:00   
新宿区立江戸川小学校屋上

3.参加人数
江戸川小学校在校生 55名、保護者+PTA 43名、成蹊高校天文気象部高校生 4名、OBOG 9名、
ERCS所員 1名

4.活動内容
社会人および学生OBOGを含む成蹊高等学校天文気象部とサステナビリティ教育研究センター所員の高大連携で、江戸川小学校おやじの会主催「江戸川小学校天体観測会」の小学生を対象とした天体観測を行いました。大雪の天気予報で中止となってしまった昨年とちがい、今年は、快晴で風も弱く、たいへん良い条件で天体観測を実施できました。江戸川小学校屋上に、成蹊高校地学科の望遠鏡5台、理工学部の望遠鏡1台および天文気象部OBの望遠鏡1台を設置し、OBと現役部員がペアになって望遠鏡を操作して、金星の形、減光中で話題のベデルギウスを中心にオリオン座の星々のほか、半月近くの月面の観察を行いました。小学校低学年が6割という構成でしたので、星の色の比較や月面の影の模様(月面X探し)などをしましたが、保護者の方たちも含めて楽しんでもらえたようです。都心でも条件が良ければ星空を楽しむことができることを体験していただきました。
天体観測会終了後は、おやじの会の方たちの手作りの美味しい豚汁を参加者全員でごちそうになりました。
企画から当日の運営までお世話になった江戸川小学校おやじの会の方々、ならびのサポートをして頂いた江戸川小学校教職員およびPTAの皆様のご協力で、大変充実した会になりました。

5.(期待される)成果と(今後の課題)課題
2018年1月に引き続いて2回目の実施となり、天体観望会実施のノウハウや主催の「おやじの会」の方たちとの連携も向上し、100名近くの方たちに都会の星空を安全に楽しんでいただく機会を作ることができました。ボランティア参加の高校生にとっても、学外での小学生に星を見せる活動で、社会に貢献する良い体験になったと思われます。
これだけ多くの参加者に天体望遠鏡を見ていただくには、使用できる台数が不足気味ですので、今後は、観測指導側のスタッフの充実と、望遠鏡等の機材面の調達などについての改善が必要であると考えます。

成蹊高校天文気象部と参加者の皆さんの顔合わせの様子

観測会の様子