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「日帰り林業体験会in青梅」を実施しました

2月11日(土)に「フォレストワークショップ 二俣尾・武蔵野市民の森 -日帰り林業体験会in 青梅-」を実施しました。プログラムは、「座学講義」「森歩き体験」「伐倒体験」の3つです。当日は、大学生、中学・高校生、小学生37人が一緒に参加し、成蹊学園の一貫連携教育を体現した形のイベントとなりました。

現在、成蹊大学の理工学部エリアにて建替工事が進められている新棟(大学新11号館)は、構造材や内装材に木を採用した木造ハイブリッド建築です。この大学新11号館の設計と施工を担当する株式会社竹中工務店、会場の青梅市二俣尾周辺の森林で「二俣尾・武蔵野市民の森」事業を行っている武蔵野市、また、この森林の山主様のご協力で本イベントを実施することができました。

前日の雪でイベントの開催が危ぶまれましたが、当日は朝から快晴に恵まれました。参加者は、2班に分かれて3つのプログラムを行いました。まず、「座学講義」では、森林保全の意義や、まちと森のつながりなどを学びました。「森歩き体験」では、林業インストラクターとともに森を歩いて、森の木や植物・土・空気に触れることができました。そして、イベントのハイライトとなる「伐倒体験」です。危険の伴うチェーンソーの作業はプロの方にお任せし、参加者は安全な場所からロープを引いて木の伐倒を体験しました。「せーの」の掛け声で全員が力を合わせてロープを引くと、数十メートルのスギの木が少しずつ傾いて、最後は大きな音とともに倒れました。倒れた瞬間は地面を揺らすほどの大迫力で、参加者皆が驚いていました。その後は、全員が枝払いをして伐倒体験を終えました。
※伐採した木を材木に加工するために、木の枝と梢を落とす造材作業のこと

ちなみに、今回伐採したスギの木は、大学11号館新築工事で内装材に利用することになっています。また、その内装材の新棟への貼り込みも、児童、生徒、学生に実施してもらうプログラムを予定しています。

参加者からは、「東京にもこんな森林があることに驚いた」「森林保全や間伐の大切さについて知ることができた」「林業が直面している課題を知ることができた」「非日常体験ができてすごく楽しかった」等の感想が聞かれました。

伐採体験の様子はこちら