ニュース&トピックス

「ESD成蹊フォーラム2025 武蔵野の自然と成蹊の学び」を開催しました

成蹊学園サステナビリティ教育研究センターは、3月30日に「ESD成蹊フォーラム2025 武蔵野の自然と成蹊の学び」を成蹊大学6号館にて開催しました。このフォーラムは、成蹊学園の一貫連携教育およびESD活動の発表の場の一つとして、2016年度から開催しており、今回で9回目となります。

「持続可能な社会づくりのための成蹊の学び」と題した第1部では、始めにサステナビリティ大賞の表彰式を行いました。この賞は成蹊学園の学生・生徒・児童を対象に環境活動、異文化間の交流、地域コミュニティでの取り組みなど、優れた持続可能な将来を視野に入れた活動(将来・未来へつながる学びや活動)を表彰するものです。一般部門・環境地図部門合わせて、サステナビリティ大賞4件、所長賞6件、ERCS(エルクス)賞7件を表彰し、受賞者に温かい拍手が送られました。
サステナビリティ大賞の受賞結果はこちら

続いて、各学校・団体からESD活動の実践報告が行われました。
小学校:6年生による卒業研究「ダンゴムシの図鑑を作る」「現存12天守はなぜ現存できたのか」
中学校:中高ユネスコスクール探究プロジェクトによる2024年度年間報告
高等学校:高等学校生物部イワナ班「日本産サケ科魚類イワナSal​velinus leucomaenisの背部白点の機能」
大学:経済学部現代経済学科2年生「オランウータンの森再生プロジェクト」
教職員:けやき循環プロジェクト「ケヤキでつながる〜学園、地域、そして未来へ〜」

第2部では、講師に日本大学経済学部教授の宮地 忠幸氏をお招きし、「農山村の創発的地域づくり~「小さな村」の『共創』に学ぶ~」というテーマでご講演いただきました。G7を小文字に変えたユニークな取り組み「小さな村g7サミット」を例に、各地で行われているその土地ならではの地域づくりについて分かりやすくお話いただきました。講演後の質疑応答では、積極的に手が挙がり、宮地氏から一つひとつ丁寧にお答えいただきました。

会場前には、ダジックアース(球形のスクリーンにPCプロジェクタで地球や惑星を投影したもの)、サステナビリティ大賞の受賞作品、当センターの賛助会員(企業)の活動の展示もし、約110名という多くの方々にご来場いただきました。