FD/SD研修会『合理的配慮の義務化、これからの障害学生支援におけるヒント -インクルーシブな大学の実現のために-』(講師:村田 淳 氏(京都大学学生総合支援機構・ 准教授 障害学生支援部⾨ チーフコーディネーター 高等教育アクセシビリティプラットフォーム ディレクター)) を開催しました
成蹊大学では3月12日(水)に京都大学学生総合支援機構准教授の村田淳氏をお招きし、
『合理的配慮の義務化、これからの障害学生支援におけるヒント -インクルーシブな
大学の実現のために-』をテーマに、オンラインでのライブ配信でFD/SD研修会を実施しました。
本研修会は、大学において求められる障害学生支援の基本的理解と合理的配慮の提供方法
について具体的な知見を得ることを目的として開催しました。講師の村田氏からは、
合理的配慮とは、「障害のある学生に教育の免除を施すもの」ではなく、
「障害のある学生が他の学生と平等に教育を受けるために必要かつ適当な(環境の)調整や変更」
であると同時に、「大学(教職員)に過度な負担が伴わない」範囲の中で行われ、
「教育(各授業)の本質を損なわないもの(むしろ、本質を守るためのもの)」であるという解説があり、
建設的な対話によって個別的に実現される等、障害学生支援の豊富な見識および実践経験に基づく
多種多様な説明をいただきました。
当日は、本学の教職員57名の参加があり、質疑応答では活発な意見交換が行われ、様々な配慮の実例や
配慮時の留意点などを具体的に学ぶことのできる貴重な時間となりました。
参加者からは以下のような感想が寄せられました。
「根本的な意味が理解できたので、迷うことなく適切に必要な配慮ができると思う」
「自分の授業でも経験したことがある具体的な事例が紹介され、様々な対応の仕方があると知ることができた。
これから同様のことが生じたときにより適切に対応できると思う。」
本学園関係者は研修会のオンデマンド視聴が可能です。視聴後は参加者アンケートへのご回答をお願いいたします。
成蹊大学は今後も多様なテーマのFD研修会を提供し、積極的なFD活動を行ってまいります。
成蹊大学FDサイト
https://www.seikei.ac.jp/university/fd/
本研修会オンデマンド視聴のご案内
https://www.seikei.ac.jp/university/fd/events/2025/000110.html