寄付者の想い・感謝の声

【大学】留学生の声「ケンブリッジ大学で過ごした夏」
文学部 国際文化学科 2年
武元 暖珠さん
参加した留学プログラム:ケンブリッジ大学短期留学
プログラム費補助金:300,000円

湧き上がる「文化」への興味
私は「文化」というものに強い興味があります。
小学生の頃、千葉から大阪へ移り住んで感じた文化の違い――同じ日本でも、言葉遣いや接し方にこれほどの違いがあることに衝撃を受けたのが、興味のきっかけでした。
「文化」の違いをさらに知りたくなった私は、高校に進学後、海外への留学を考えるようになりました。
しかしちょうどその頃、新型コロナウイルスの感染拡大が起こり、留学は持ち越しとなってしまいました。台湾にある海外姉妹校への修学旅行も国内へと行き先変更となりました。
大学生になったら、今度こそ留学がしたい――。
その思いを胸に、留学制度が充実している大学を探していく中で見つけたのが、成蹊大学のグローバル教育プログラム「EAGLE」*でした。
*2020年度に導入されたグローバル教育プログラム。入学試験で学習意欲、英語力ともに高い30名の学生を選抜し、グローバルな舞台で活躍できる人材を育成する。
念願の海外留学へ
EAGLEに所属する学生には特別な留学機会が与えられます。1年生の夏に行く、ケンブリッジ大学への短期留学です。
大学受験に合格し、無事にEAGLEへの所属が認められた私は、念願だった海外留学のチャンスをつかむことができました。
現地での生活はとても刺激的でした。
同期とシェアハウスに住みながら、大学で英語と専門科目を学びました。
最初のうちは、英語を話すことへのためらいや、うまく伝わらないもどかしさがありましたが、現地の先生やPA(Programme Assistant)の学生たちと交流するうちに、だんだんと慣れていきました。
特に、PAさんには授業以外の時間帯にピクニックやお茶会などの様々なアクティビティに連れて行ってくださったので、徐々に自分からも話しかけられるようになり、自分自身の成長を感じました。
専門科目では「Science」を選択し、担当の先生と一緒にキャンパス内のミュージアムやボタニカルガーデンなどを巡りながら、実践的な学びを経験しました。
まるで映画に出てくるような本格的な望遠鏡を使った天文台での星空観察は、特に印象的でした。
3週間という短い期間ではありましたが、文化の違いを肌で感じながら、自分の成長につなげることができました。


さらなる国際感覚を養うために
今回参加した留学プログラムの補助金に、「成蹊教育応援団」からのご支援が活用されていることを伺いました。
皆様のお陰で念願の留学が叶い、貴重な経験を積むことができたことに、心から感謝しております。
この留学をきっかけに、私は国際感覚をさらに養いたいと思い、今年の秋からイギリスのエディンバラ大学に1年間の長期留学に行くことにしました。
エディンバラ大学には世界中からの留学生が在籍していて、さまざまな文化背景を持つ人々と交流することができます。
これからも多様な文化や価値観に触れながら、EAGLEが目指すグローバルな人材に近づけるよう、努めてまいりたいと思います。
改めて、心より感謝を申し上げます。
(2024年5月取材)
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