寄付者の想い・感謝の声

2025年12月

【大学】奨学金受給者の声「自分の力で大学生活を続けたい」

法学部 法律学科 3年
Fさん


奨学金名:成蹊大学給付奨学金
給付金額:年額 300,000円

法律の勉強とイベント運営の両立

私は現在、労働法のゼミに所属し、労働時間規制、ハラスメント防止法の実効性、正規・非正規雇用の待遇格差など、現代社会が抱える課題に対して法制度がどのように対応しうるのかを、ディスカッションや事例検討を通して学んでいます。
また、課外活動ではTEDxSeikeiの運営にも参加し、会場設営チームとして会場プランニングや備品の確保などを担当しています。他大学のTEDxを見学して得た知見を共有したり、ガントチャートを活用して作業を進めたりと、積極的に取り組んでいます。

「学費は心配しなくていい」

私は三人兄弟の長女で、弟は専門学校1年生、妹は高校受験を控えた中学3年生です。弟は学費に加えて専門的な道具の購入が必要であり、妹は私立高校を目指して塾に通っているため、今後の家計負担はさらに増える見込みでした。
両親は「学費のことは心配しなくていい」と言ってくれました。しかし、弟や妹のことを考えると、私立大学に通わせてもらっている身として、家計にこれ以上負担をかけたくないという思いが強くなりました。自分が望んだ大学生活は、自分の責任で続けたい——その一心で、両親には知らせずに大学に奨学金を申請しました。

学業、課外活動、就職活動に専念

奨学金を受給したことで、学業に十分な時間を確保することができ、目標としていた GPA3.6 以上を達成することができました。経済的な不安が和らいだことで精神的な余裕も生まれ、TEDxの運営などの課外活動にも意欲的に取り組めています。また法律を学ぶ中で、卒業後は法律事務所で働きたいという明確な目標も見つかり、現在はその実現に向けて就職活動に励んでいます。何かに専念できる環境をもてているのは、奨学金制度を支えてくださっている寄付者の皆様のおかげです。
これからも努力を重ね、社会に貢献することで、皆様に少しでもお返ししたいと考えています。

(2025年11月取材)


奨学金の支援は、寄付先「成蹊学園奨学基金(学資支援)」から行うことができます。
⇒寄付する