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オーロラと宇宙シンポジウム「国際共創による火星探査の最前線と今後」を開催しました

成蹊学園サステナビリティ教育研究センターは、2月20日(火)にオーロラを通じて宇宙や地球を知ることを目的としたオーロラと宇宙シンポジウムを開催しました。

このシンポジウムは、宇宙科学を楽しむイベントとして今年で8回目の開催となります。当日は、学園の児童・生徒・学生・教職員のほか近隣にお住まいの方にもご参加いただきました。

はじめに講師の中川広務氏(東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻准教授)から、オーロラについての基礎知識と火星やその他の惑星でのオーロラ発生のメカニズムを解説していただいた後、火星オーロラの最新観測報告や火星探査機の開発、JAXA、NASA、ESA等国内外の研究者たちとの火星探査ミッションの現状と今後についてご紹介いただきました。国際共創によって進められている火星衛星探査計画(MMX)の最新のお話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。講演後の質問タイムでも積極的に手が挙がり、終了後もさらに質問のある方が講師の周りに集まって活発な質疑応答が続きました。

シンポジウムの開演前には成蹊小学校にて6年生児童を対象とした理科特別授業「火星でオーロラは光っていますか?」も実施されました。オーロラ発生装置を使ったデモンストレーションもあり真空管の中で紫色の光が発生すると児童たちからは歓声があがりました。

講演会の様子

探査機の説明に熱心に耳を傾ける参加者たち

小学校特別授業での質問コーナー

オーロラ発生装置を見る小学生児童