寄付者の想い・感謝の声

2025年11月

【大学】奨学金受給者の声「奨学金が後押ししてくれた、九州からの上京」

文学部 現代社学科 4年
Sさん


奨学金名:成蹊大学吉祥寺ブリリアント奨学金(成蹊大学地方出身学生予約型奨学金)
給付金額:年額 450,000円 × 4年間

上京を支えた奨学金

私は、日本の中心であり、多様な人々が集う東京で学びたいという思いを持っていました。交通網も発達しており、さまざまな経験ができる場所で学びを深めたいと考えていました。
しかし、父が銀行を早期に定年退職し、再就職後は収入が減少していたため、九州から上京して私立大学に通うことは家計に大きな負担となる状況でした。そんなときに、地方出身者を対象とした「吉祥寺ブリリアント奨学金」を知り、この奨学金を受けられれば上京の夢を実現できると考えました。両親と相談し、申請を決めたことが、成蹊大学への第一歩となりました。

創作活動の広がり

入学後は文芸サークルに所属し、小説などの創作活動に励んできました。物事をさまざまな視点から考え、自分とは異なる立場の人の考え方を想像することが増え、創作を通して視野が広がったと感じています。
3年生のときにはサークルの部誌の編集長を務めました。編集の知識がほとんどない中で、誤字脱字の確認や原稿の編集、印刷所への入稿作業などに苦戦する日々でしたが、先輩や仲間の支えもあり、無事にやり遂げることができました。大変ではありましたが、自分の手で形ある作品を作り上げる経験は大きな自信となりました。

さまざまな挑戦と新しい出会い

奨学金のおかげで、金銭的な不安を感じることなく学業に専念することができました。社会調査士の資格取得を目指して社会調査士課程を履修し、演習にも積極的に取り組むことができています。
また、以前から関心を持っていた7か月間の演技のワークショップにも通うことができました。そこで多くの出会いがありました。大学とはまた異なる、年上の方や年下の方もいるクラスというコミュニティに所属したことで、さまざまな考え方や生き方に触れ、新しい世界を知ることができました。

上京したからこそできた経験

吉祥寺ブリリアント奨学金のおかげで、とても充実した大学生活を送ることができています。寄付をしてくださった皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
大学生として過ごす中で、新潟や栃木など、地元にいたら行くことがなかったかもしれない場所にも旅行で行くことができました。趣味の野球観戦にも多く出かけ、その経験が卒業論文のテーマにもつながっています。
上京して、成蹊大学に通うことができて本当に良かったと心から思っています。奨学金にご寄付をいただき、本当にありがとうございました。

(2025年10月取材)


奨学金の支援は、寄付先「成蹊学園奨学基金(学資支援)」から行うことができます。
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