寄付者の想い・感謝の声

2026年7月

【奨学金】「社会人からの再挑戦」

法学部 政治学科 4年
佐藤 歌麟 さん


奨学金名:成蹊大学吉祥寺ブリリアント奨学金(成蹊大学地方出身学生予約型奨学金)
給付金額:年額 45万円 × 4年間

一度は諦めた国際政治の学び

私は中学生の頃から国際政治や国際関係に強い関心を持っていました。しかし、地元の栃木県にはそれらを専門的に学べる場がなく、東京への進学は経済的にも簡単な選択ではありませんでした。
高校進学の際には、将来を見据えて手に職をつけることを重視し、工業高校へ進学しました。卒業後は地元企業で自動車の設計に携わる仕事に就きましたが、学生時代から抱いていた「国際政治を学んでみたい」という思いが消えることはありませんでした。
都内の大学の中でも成蹊大学を選んだのは、社会人受験生でも申請できる地方出身者向けの奨学金制度があったことが大きな理由です。ある意味この奨学金が、私と成蹊大学をつないでくれたとも言えるかもしれません。

ようやく実現した国際政治の学び

入学後に振り分けられる1年次向けのゼミで、偶然にも国際関係を専門とする帶谷俊輔先生のゼミに配属されました。そこで初めて国際政治学に本格的に触れたのですが、国際情勢を歴史的背景や日本の外交という視点から読み解いていく学びは、私が中学生の頃から思い描いていたものそのものでした。
「ようやくこの分野を学べるようになった」。そんな実感を持ったことを今でも覚えています。3・4年次のゼミ選択でも帶谷先生のゼミを選び、国際関係論や日本外交史について学びを深めてきました。

奨学金が広げてくれ将来の選択肢

4年間の通学に伴う学費や生活費は、自分で工面する必要がありました。社会人時代の貯蓄に加え、一人暮らしをせず実家から長距離通学をするなど、極力出費を抑える工夫をしてきましたが、それでもこの奨学金がなければ、せっかく国際政治を学びに大学に進学しても、アルバイト漬けの日々になっていたと思います。
この奨学金のおかげで、念願だった国際政治学に腰を据えて取り組むことができました。前職で培った工業分野での経験と、大学で学んだ国際政治の知識の双方を生かせる進路として、鉄鋼商社への就職も決まりました。
皆さまからのご支援があったからこそ、長年抱き続けてきた学びへの思いを実現することができました。大学で得た知識や経験を活かしながら、これからも社会人として成長し続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。

(2026年7月取材)


奨学金の支援は、寄付先「成蹊学園奨学基金」から行うことができます。
⇒寄付する