観測所紹介

観測機器と観測方法

観測所紹介

成蹊気象観測所は、成蹊学園の中学・高等学校構内にあります。露場と呼ばれる屋外で気象観測を行う場所と、理科棟内の地学研究室に併設した気象観測室の2か所からなり、毎日定時に気象観測を行っています。また、校舎屋上では天気・雲形、視程を定時に目視で観察し、さらに、春には桜の開花・満開日を記録しています。

露場は、中学・高等学校特別棟の南西側にあり、広さ約100平方メートルの芝生地に、大小二つの百葉箱や自動気温観測装置などの気象観測機器が設置されています。露場は、気象観測所が設立された1926年当時、現在の成蹊大学情報図書館がある位置の南側にありましたが、1962年に中学・高等学校の構内に移転し、さらに1986年に現在位置に移転しました。

気象観測室では、気象観測データの受信・記録とデジタル型気圧計、フォルタン型気圧計およびアネロイド型気圧計による気圧の観測を行なうとともに、観測開始以来の観測記録(観測原簿、気象観測原簿、記録紙等)を保管・管理しています。

観測露場

北西側から見た観測露場
強制通風式白金抵抗温度計(A)と露点計(B)
転倒マス型雨量計(A)、降雨強度計(B)、
酸性雨測定用デポジットゲージ(C)、
雨量マス(D)、貯水型雨量計(E)と感雨計(F)
黒球温度計(熱中症対策に利用する暑さ指数測定用)
雪尺と氷厚測定用洗面器
最高温度計(上)、最低温度計(下)、
乾球・湿球温度計(左)
自記温度計(最高気温測定用)と毛髪式湿度計
自記温度計(最低気温測定用)
温度ロガー内蔵自然通風シェルター
特別棟屋上の風向風速計と日照計

気象観測室

各種観測機器と酸性雨・降雨電気伝導度測定用具が
置かれた観測室内
フォルタン型気圧計
アネロイド型気圧計
デジタル型気圧計