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センター長挨拶

Message from the Director

ボランティアをはじめてみませんか

成蹊大学ボランティア支援センター
所長 境 広志

 成蹊大学ボランティア支援センターは、本学学生および教職員のボランティア活動等の地域・社会貢献活動、地域交流活動の支援を目的に2014年に設立され、今年10周年を迎えます。この10年間、さまざまな分野で活動する学生やボランティア団体をサポートし、ボランティアに関する講座・イベントなどを開催し、さまざまな情報を提供してきました。また、常駐のコーディネーターがボランティアに関する相談に対応しながら、皆さんの活動を広げるためのお手伝いをしてまいりました。

 ボランティアの語源はラテン語のボランタス(Voluntas)で、本来の意味は「自由意志」に由来すると言われています。その語源にあるように、ボランティア活動は、誰かに強制されたり、義務で行ったりするものではなく、自ら進んで行動することを意味しています。つまり、その活動を「やりたい」という自分の気持ちが何よりも大切で、ボランティア活動は個人の自発的な意思に基づく自主的な活動です。

 学生時代にボランティア活動をすることは、今まで感じたことのなかった新しい価値観と出会えるという意味で大きな意義があると考えます。また、経験を積み重ねて広げていくことで、自分自身の自己実現への欲求や社会参加意欲が充足され、社会貢献、福祉活動等への関心も高まっていくことが期待できます。学生の皆さんには是非、学生時代にボランティア活動を経験していただきたいと思っています。また、成蹊大学のディプロマ・ポリシーでは「学びで獲得した知識・技能を、様々な活動において自発的・積極的に活用した経験」の修得を重視しています。ボランティア活動がこの自発性と積極性を育む大きな可能性を持っていることは、ボランティア活動に取り組む多くの学生たちが実証してくれています。

 私自身もブラインドランナーの伴走ボランティアを二十数年しています。ロープを輪にしたものをお互いで握り、一緒に走り、曲がる方向や足元の状況などの情報を適宜言葉で伝え、障害物を避けながら安全に目的地まで走ります。その役割と責任は大変重要ですが、無事に走り終えた時はとても幸せな気持ちになります。自分自身も健康的に運動をすることができ、ブラインドランナーの方のお役に立てることができるという達成感や満足感そして新しい価値観を感じることができます。

 ボランティア支援センターでは、学生・教職員をはじめ、ボランティア活動に参加したい人たちと、何らかの支援を必要としている人、団体や場所とをつなぐ役割を担っています。ボランティア活動はハードルが高いと思っている人には、その人の希望に合わせた活動を紹介しています。一人ではなかなか始められないけれど、仲間と一緒だったらボランティアを始めてみたいという人は、ぜひ学園本館一階のボランティア支援センターを訪ねてください。スタッフ一同、みなさまの来室をお待ちしています。

センターの役割

Role of the Center

  • 1

    学生のボランティア活動を支援

    さまざまな分野で自発的に活動する学生および学生ボランティア団体を、常駐のコーディネーターが総合的にサポートしていきます。また、学生ボランティア団体の活動基盤づくりのための支援や、学生ボランティア団体同士、地域団体、学外の団体とのネットワーク形成のための企画や運営を行います。

  • 2

    ボランティアに関する講座・イベントを開催

    ボランティア活動に参加するためのきっかけとして。またより充実した活動のために...
    ボランティア活動に関する講座や、学生・団体の活動報告・交流会などのイベントなどを行います。

  • 3

    ボランティアに関する情報提供

    センターには、さまざまなジャンルの多様なボランティア情報、イベント情報が集まってきます。それらの情報を掲示板やラック、ファイルなどに整理し、自由に閲覧していただくことができます。また、ボランティアに関する実践・研究資料(書籍・雑誌など)も一部取り扱っています。

  • 4

    ボランティアに関する相談

    「ボランティアをしてみたいけれど、何からはじめたらよいのか分からない」「自分にあったボランティアってなんだろう」「災害の被災地で活動する、あの団体のことを知りたいのですが...」常駐のコーディネーターが、ボランティアに関するさまざまな相談に乗っています。コーディネーターが皆さんとお話しながら、活動に参加したり、活動を広げるためのお手伝いをしていきます。