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サクラの標本木について

成蹊中高の中高門を入ると、左手前方のサクラ並木が目に入ります。毎年、春になるとサクラが開花し、数日後には満開となって私たちの目を楽しませてくれます。その中の1本を標本木として、気象観測所が設立された1926年から100年近く開花と満開の日付が記録され、植物季節の教育・研究にも貢献してきました。ところが、この標本木も樹齢を重ね、写真に見るようにかなり傾いており、倒木の危険性が懸念されます。

 

サクラ標本木写真 傾いた構内のサクラ標本木(白い札のかかった樹木)

 

できれば、これまで100年近く続いてきた開花・満開日の記録を中断することなく、今後も観察を続けたいのですが、いずれ伐採ということになるでしょう。

そこで、隣接する別のサクラの木を標本木として選定し、今後3年間ほど同時並行して開花・満開日の記録をとり、現在の標本木との開花・満開日の差異を観察する計画です。新しい標本木による植物季節観察記録も含めて見守っていきたいと考えています。

なお、本校のサクラ開花日の長期変動に関しては、『観測所紹介』>『成蹊オリジナル観測』>『生物季節の観察』を参照してください。