経営学部紹介

経営学部Q&A

入学後の学び

Q1. 経営学部では学年ごとにどのようにカリキュラムが進むのですか。

A1. 経営学部のカリキュラムでは、1年生ではクラス制で経営学、会計学、経済学、統計学の基礎を勉強し、2年生からは経営学の各領域(戦略とマーケティング、組織と人間、ファイナンスと会計)について基礎的な科目から応用発展的な科目へと徐々に学ぶことができます。それと同時に、企業経営に関連した、経営学以外の科目についても学際科目として幅広く学ぶことができるカリキュラムになっています。

Q2. 高度情報分析プログラムとは何ですか。

A2. 2年生以上を対象とした25名定員の選抜制のプログラムです。このプログラムでは、特に現在の情報社会に対応したIT活用、プレゼンテーション、データ分析の能力向上を目的とした、プログラム生だけが履修できる科目がいくつも備えられています。プログラムの所定の単位を修得して卒業した学生には、通常の卒業証書以外に高度情報分析プログラムの修了証書が出されます。

Q3. ゼミナールについて教えてください。

A3. 成蹊大学の少人数教育の伝統に沿って、経営学部でも1年生から4年生まですべての学年にゼミナール(ゼミ、演習)が設けられています。ゼミナールとは、専任教員のもとで少人数の学生がテーマを決めて研究や調査を行うもので、学生の主体的な取り組みが重視される科目です。

Q4. 数学が得意でないのですが、勉強についていけますか。

A4. 現代の経営学では数学を活用する領域も発展していますし、経営学部ではその領域に属する科目も存在しますが、特に必修科目ではないので、数学が苦手ならば無理に履修する必要はありません。

Q5. 理論的な経営学は実務には役立たないと言われますが。

A5. 経営学は第二次世界大戦以降に急速に理論的ないし科学的に発展してきましたが、それと同時に実務とは離れていく傾向がありました。経営学部のカリキュラムでは、特に実務家の経歴を持つ教員が担当する実践的科目を開設することにより、理論的科目と実践的科目の両方が学べることが特徴となっています。

卒業後の進路

Q1. 新しい学部なので就職が心配です。

A1. 成蹊大学ではキャリア支援センターを設置して、学生の就職活動を万全にサポートするようにしています。また、経営学部でゼミを担当する大半の教員は、旧経済学部で長年の間ゼミを担当してきた教員ですので、ゼミによっては、ゼミの先輩から企業に関する有益な情報を得ることもできるでしょう。

Q2. 卒業生はどのようなところに就職することが期待できますか。

A2. 経営学部はまだ卒業生を出していませんが、就職先は現在の経済学部と同様に、金融や不動産関連の会社に就職する人の割合が高くなるものの、多様な民間企業の領域に就職していくと期待できます。

Q3. 卒業後に自分で企業を起こすこと(起業)は可能ですか。

A3. 経営学部ではベンチャー企業に関する授業や実務家の授業がありますから、起業に関するノウハウを修得することが可能です。しかし、起業して成功する企業はむしろ例外的であり、多くの企業は設立後数年間で撤退してしまうのが実態です。自分で起業すべきかどうかを判断するには、単に情熱やアイデアだけではなく、慎重な考察や覚悟が必要となることを覚えておくべきでしょう。

Q4. 卒業後にやりたいことがまだ決まっていません。

A4. 心配はいりません。経営学部では、経営学とその関連領域を幅広く学ぶことができますので、入学時に具体的に進路が決まっていない場合でも、経営学部で勉強を続けることによって自分のやりたいことを見つけていくことも可能です。

Q5. 教職に就きたいのですが。

A5. 経営学部では、中学校社会科と高等学校公民科の教員免許を取得することができます。社会科の教員になるのはかなり難関ですが、過去の経済学部でも何人も教職で活躍している人がいますので、経営学部出身で教員になる卒業生も出てくると思われます。