経営学部の学び

少人数教育のゼミから組織文化の多面的・多角的分析

経済経営学科※ 3年(2019年度取材時) 竹澤 澄麗 さん 私立本庄東高等学校 出身

興味を持ったきっかけ:
聞いたことのなかった「企業文化」というワードに惹かれた。
ゼミの魅力:
個人作業とグループワークの両方をバランスよくできる点。
将来のビジョン:
得意分野を生かして、調査や分析を専門的に行う仕事に就きたい。

メンバーと協力し合って多角的に
「企業文化」を理解する

ゼミのメンバーと共に、家具・インテリア用品の企画販売を行う大手企業(以降A社)の企業文化と、会社の取り組みや戦略との関係について調査分析しました。まず事業内容や製品、CMなどについて調べ、A社が掲げる理念やビジョンと販売戦略のつながりを探究。さらに社員の企業文化についての口コミデータを「テキストマイニング」という手法で分析し、従業員が自社をどのように捉えているかを把握して、企業文化の特徴をまとめました。その後は調べた事項に基づく提案をグループで議論。私はある事柄についてとことん調べることが得意ですが、それをまとめて提案につなげることには慣れていません。グループメンバーの中には逆に、調査よりもアイデアを出すことが得意な人がいます。グループで何かをすることには互いに補い合えるメリットがあると分かりましたし、それぞれ違う着目点が、大いに刺激になりました。

経営学部 山崎 由香里 教授 研究分野:経営組織論、意思決定論

明治大学商学研究科博士前期課程修了。博士後期課程単位取得退学。情報化を通じて豊かな社会をつくるために「人間の判断・意思決定を理解し、良い方向に促す方法を提案する」ことを主な研究領域としている。

見えない側面から
物事の本質を探る

「企業文化」とは、企業が大切にする価値観や理念、企業を示すシンボルのようなもの。そうした目に見えない部分が土台となって企業活動が展開されます。見えない側面を捉えることで、本質を探ったり、物事を深く理解したりしようとする、それがこのゼミです。

  • 2020年4月より新しい経済学部(経済数理学科、現代経済学科)、経営学部(総合経営学科)に改組