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テレビ朝日「報道ステーション」で成蹊気象観測所の視程観測データが紹介されました

5/28(水)放送のテレビ朝日「報道ステーション」のお天気コーナーにて、成蹊気象観測所の視程観測データが紹介されました。「視程」とは観測場所から識別することのできる距離の程度を表す気象用語で、どの程度見通しがきくかという情報が大気汚染等の指標となります。

1990年代以降の紫外線量は、10年間で5%程度増加しているとのこと。その一因として、空気中の大気汚染物質の量が減少し、空が澄んできていることが考えられています。

空が澄んできたことを示すデータとして、成蹊気象観測所の富士山の視程日数のデータを示していただきました。観測場所から富士山を目視できた日数は、1960年代には年間40日ほどでしたが、2020年代には年間150日ほどまで増加しました。富士山が見える日数が、この間に4倍程度増加したのです。

成蹊気象観測所では、1963年に東京タワー、富士山、秩父連峰の視程観測を開始しました。現在では、新宿副都心、高井戸煙突、筑波山、東京スカイツリーが加わり、それらが目視できるかを毎日朝9時に観測しています。視程観測の詳細は下記リンク先をご参照ください。

成蹊気象観測所が1926年に正式な気象観測を開始してから、間もなく100年を迎えます。11/8(土)には記念講演会を、11月下旬からは学園史料館で1年間の企画展を予定していますので、どうぞご期待ください。