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「成蹊学園と気象観測」のモニュメントを設置しました
成蹊学園は、正式な気象観測を開始してからまもなく100年を迎えます。
これを記念し、このたび成蹊大学の正門近くにモニュメントを設置しました。
モニュメントには、気象観測のあゆみと新旧の気象観測露場の写真を記しています。
以下は、モニュメントに記した説明です。大学正門近くにお越しの際にはぜひご覧ください。
成蹊学園と気象観測
成蹊気象観測所の原点は、旧制成蹊高等学校物理化学の教諭として赴任された加藤藤吉先生が試験的に始めた気象観測にさかのぼります。
正式な気象観測は1926年に始まり、それ以降100年を超える観測が継続されています。
1942年から1976年まで東京管区気象台区内観測所(吉祥寺観測所)に指定されていたことも幸いして、公的な気象観測データと比較可能な気象データセットが、長期間継続して蓄積されました。
成蹊気象観測所のデータは、武蔵野市における気温等の平年値となるだけでなく、東京近郊の気候変動を示すものでもあります。特に、富士山と東京タワーを目標とした視程観測や結氷の厚さの観測は本観測所独自のものです。