【開催報告】6/26(金)アフタヌーン・ミニレクチャー 『ユネスコ無形文化遺産に見る祈りのかたち ~ベネズエラ「ヤレの悪魔の踊り」と日本「那智の田楽」に共通する信仰の舞~』を開催しました
6月26日(金)、11号館1階プレゼンテーションエリアにて、アフタヌーン・ミニレクチャー『ユネスコ無形文化遺産に見る祈りのかたち ~ベネズエラ「ヤレの悪魔の踊り」と日本「那智の田楽」に共通する信仰の舞~』を開催しました。
本レクチャーでは、大学常勤講師の菱山アディエネ先生を講師に迎え、ユネスコ無形文化遺産に登録されているベネズエラの「ヤレの悪魔の踊り」と日本の「那智の田楽」という、一見異なる文化に見える二つの伝統芸能を比較しながら、人々の祈りや信仰の表現について紹介いただきました。
レクチャー前日にはベネズエラで大きな地震が発生しており、現地の状況が懸念される中での開催となりました。
冒頭では、菱山先生の自己紹介とともに、ベネズエラの文化や特色について紹介があり、同国が高品質なカカオの産地として知られていることや、日本とのつながりについても言及がありました🍫
ベネズエラの「ヤレの悪魔の踊り」では、赤い衣装をまとった「悪魔」が教会の前で神に跪き祈りを捧げる姿が見られる一方、日本の「那智の田楽」は、稲作🌾や農耕文化と深く結びつき、豊作や雨ごいの為の祈りが音頭や舞によって表現されている点が紹介されました。両者は、見た目や形式は大きく異なりながらも、人々が自然や神に対して祈りを捧げるという共通性を持つことが示され、参加者は文化の多様性と普遍性について理解を深めました。
また、ユネスコ無形文化遺産の意義として、文化を継承し世代間で引き継ぐことの重要性や、伝統文化が地域のアイデンティティを支えていることについても紹介されました。
さらに、「文化を理解することで、ことばは人と人とをつなぐ橋になる」という菱山先生のメッセージが示され、異文化理解の意義について考える機会となりました🌱
レクチャーの中で菱山先生による踊りのデモンストレーションが行われ、その直後に雷鳴⚡と共に大雨☔が降るという印象的な出来事もあり、参加者にとって記憶に残るひとときとなりました。
参加した学生からは、
「遠く離れた国同士の文化に共通点があることに驚き、祈りの在り方について新しい視点を得ることができた」
「文化や言語を学ぶことが、世界の理解につながると感じた」
「実演を通して、祈りの意味や表現の違いを体感でき、とても印象に残った」
といった感想が寄せられました。
アフタヌーン・ミニレクチャーは、学部や専門分野にとらわれず、新たな視点に出会うことができる場として実施しています。今後もさまざまなテーマで開催していく予定です。
ベネズエラにおける被災地の一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。