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お知らせ

【開催報告】成蹊気象観測100周年記念企画「成蹊気象観測所見学会」

2月27日(金)、成蹊気象観測所見学会を開催しました。
本見学会は、成蹊気象観測所が1926年に正式観測を開始してから100周年を迎えたことを記念して企画されたものです。

当日は午前・午後の2回実施し、近隣にお住まいの方から気象分野の専門家まで、幅広い皆さまにご参加いただき、計30名弱の参加となりました。

■ 企画展の解説
見学会は、史料館で開催中の企画展「気象観測100年の足跡 ~過去、現在、そして未来へ~」 の紹介からスタートしました。
展示室では、100年前の観測野帳や新旧の気象測器を間近にご覧いただくことで、成蹊の観測が積み重ねてきた年月の重みを実感していただきました。
また、長年蓄積してきた観測データから捉えた気候変動の傾向や、自治体や報道機関に観測データを活用していただいている事例に触れました。さらに中学1年生全員が交代制で取り組む気象観測実習など、観測所が担う社会的・教育的な役割についても説明しました。

■ 桜の標本木の見学
続いて、中高エリアへ移動し、桜の標本木をご案内しました。
成蹊では1927年から開花記録を取り続けており、最も早く咲く木を標本木に選んでいます。成蹊での開花基準は「二分咲き」としていることや、老齢化に伴い次代の標本木を検討していることなど、長年の観測にまつわるエピソードもお伝えしました。

■ 気象観測露場の見学
その後、普段は関係者以外立ち入りができない気象観測露場をご覧いただきました。
まず目に入る百葉箱の大きさに驚かれる方も多く、つい先日もテレビ局の取材を受けたことを紹介しました。昔ながらの測器は動作原理が目に見えるものが多く、気象観測がどのような原理に基づいて行われているかを実感していただけた様子でした。一方で、リアルタイムデータ公開をしている現在の測器は気象庁の気象官署にあるものと同じもので、新旧両方の測器を併用する成蹊ならではの気象観測の現場に触れていただく機会となりました。

■ 気象観測室の見学
最後に、気象観測室にご案内しました。
ここには100年にわたる貴重な記録が保管されており、通常は触れることのない古い観測野帳や観測原簿を実際に手に取っていただきました。正式観測が始まる前、試験観測の頃の自記紙もご覧いただき、100年以上前とは思えない記録の鮮明さをご確認いただきました。その鮮明さから、100年前の1時間ごとの観測値をデジタル化するプロジェクトが進行していることや、現在のリアルタイムでのデータ公開システムなどについてもご紹介しました。

約2時間の見学会は盛況のうちに終了し、参加者の皆さまから多くのご質問をいただくなど、成蹊気象観測所への高い関心を感じる時間となりました。
今後も複数回の開催を予定しています。
予定が定まり次第お知らせしますので、次回の案内をぜひお待ちください。