法学部紹介

学部長挨拶

法学部長 北川徹

法学や政治学を学ぶ意義は、人々が多様な価値観を尊重し合いながら生きていくための方策を探究することにあります。日常生活における争いごとはもちろん、国際紛争や環境破壊、経済格差がもたらす社会の分断など、より複雑化する現代社会のなかにあっては、公平で合理的な解決手法によって人々の利害や価値観の対立を調整する不断の努力が不可欠です。成蹊大学法学部では、世の中における様々な課題に対し、法学・政治学というツールを使いながら「言葉」で相手を「説得する」力を育んでいきます。

もっとも、このような合理的に筋道を立てて考えていく力を培うためには想像力が欠かせません。物事を単に効率的に処理するだけであれば、人は人工知能(AI)には敵いません。しかし、法学や政治学の研究対象が人間である以上、他人を理解すること=想像力が大切です。そのためには人文科学や自然科学の分野にも強い興味・関心を持ってほしいと願っています。

成蹊大学法学部は、1968年の創設以来、多くの優秀な人材を社会に輩出してきました。これまで一貫して演習(ゼミ)を中核とした少人数教育を重視し、現在は、少人数の演習がすべての学年に配置されています。学生は、密度の濃い議論を通じて段階的に専門性を身につけ、その集大成として論文の執筆に挑むことになります。

また、学科の枠を越え、法律学と政治学双方の授業が履修できることに加え、リベラルアーツと専門科目の融合を目指した分野横断的な演習も開講しています。さらには、将来、法律学や政治学の専門性を活かした職業を目指す学生に対しては、エキスパート・コース(Legal Expert /Political Science Expert)を用意しているほか、学びの軸を定めて体系的に高度な専門性を修得することのできる「重点学修認定制度」を導入し、あらゆる分野で活躍できる高度職業人を養成しています。

在学生の皆さん、そして大学進学を考えている皆さんには、四季の移ろいを体感できる素敵なキャンパスで、成蹊大学法学部での学びに積極的に参加してもらいたいと思います。