法学部紹介

学部長挨拶

法学部長 金光旭

法学や政治学というと、どこか近寄りがたい「硬い」学問であるというイメージがあるかもしれません。しかし、われわれの社会生活に存在る様々利害の衝突や価値観の対立を調整するためのルールや仕組みを考えるのが法学・政治学にほかなりません。したがって、法学や政治学は、実はわれわれにとって非常に身近な学問なのです。

法学部では、法的・政治的知識の習得ももちろん重要ですが、それ以上に大切なのは、合理的にものを考える思考方法を磨くことです。対立する利害関係を調整するためには、関係者の利益や主張が何かを的確に理解し、その利害を調整するためにもっとも公平かつ合理的な解決策が何かを自分の頭で考え、そのうえでそれを関係者が納得できるよう説得することが求められます。このような問題を発見する力、その問題を解決ための柔軟な判断力と調整力を、法や政治という素材を通じて習得することが、法学部での学びの目標になるのです。このような能力は、法律や政治にかかわる一部の専門職に限らず、社会のあらゆる分野で活躍するために不可欠なものといえましょう。そして、技術革新やグロバール化によって社会が大きく変化している中で、このような柔軟な対応力を身に付けることがますます重要になってきていると思います。

成蹊大学法学部は、1968年に政治経済学部から独立して今年で50周年になります。学部創設以来一貫して重視してきたのは、ゼミを中核とした少人数教育です。全学年に配置される少人数によるゼミでは、1,2次に基礎を固め、その集大成として3,4年次に論文の作成に挑むことになります。4年を通じて、教員の密度の濃い指導のもとで学問の基礎能力を徹底的に磨きかけるのが成蹊大学法学部の大きな特徴といえます。

在学生の皆さん、そして大学への進学を考えている皆さんにも、ぜひ成蹊大学法学部での学びに参加してもらいたいと思います。