学科・大学院
法律学は、法律の条文や過去の判例を暗記していく硬い学問ではなく、むしろ、解決に向けて柔軟な知性と豊かな感受性を必要とする学問です。人間社会におけるさまざまな利害の衝突や価値観の対立を合理的に解決するために、法というものを基準にした言葉で説明し、調整していく能力を養う学科です。
そのため、法律学科では、論理的思考や調整能力、いわゆるリーガルマインドの修得を第一の教育目標としています。さらに近年は国際法や国際経済法といった国際基準の法知識を身につけることが必須となってきました。民族やその国々特有のメンタリティが現れやすいこれらの法の解釈を通し、国際社会の中で重要な広い視野を持つことを目的としています。国際化する社会、そして、価値観が変化し多様化する社会に求められる、柔軟で合理的な思考能力のある人材を育てます。
法律学科は、人間教育につながるゼミを中心とした少人数教育システムを重視しています。法律学科のもうひとつの特徴は、卒業後の多彩な進路を考え、選択の幅が広いカリキュラムを用意していることです。さらに、外国人特別教員や多彩な学問的バックボーンを持つ教員の指導により、多様化する社会にふさわしい専門教育が行われています。
第1ターム、2ターム
(1年次)
法律学の基礎となる
憲法・民法・刑法を学ぶ
第3、4ターム
(2年次)
選択科目を通じて
基礎知識を固める
第5、6ターム
(3年次)
ケース・スタディなどを
通じて、将来に向け
学修を深める
第7、8ターム
(4年次)
教員の指導のもと、
卒業研究に取り組む
法科大学院
大学院
国家公務員
地方公務員
資格
卒業生を含む
卒業後の進路は、法曹界、国家・地方公務員、実業界までさまざまです。ゼミで育んだ専門性や多彩な知識、コミュニケーション・表現能力を生かしながら、さまざまな分野で活躍できます。また、より専門分野を探究する大学院生としての将来も開かれています。