2023年度第一弾の成蹊ボランティアプログラムは「学習支援」をテーマに実施しました。「ガイダンス・研修会」では講義とグループワークを通して学習支援が必要な子どもの背景や状況について学び、「ボランティア体験」では協力いただいた団体の活動先に赴いて実際に学習支援を行いました。

　本プログラムでは、厳しくなっている子どもを取り巻く環境への理解と、子ども一人ひとりに寄り添うことの大切さを、実際に活動の場で体験することを狙いとしています。子どもの貧困に取り組む団体、外国にルーツをもつ子どもへの支援をする団体、多様な背景のある子どもそれぞれの「学び」をサポートする団体と様々な観点から体験先を選定しました。

　参加した学生からは「知ること・気づくことの大切さを学び、視野が広がった」との声があり、教員や公務員を目指している学生にとっては教室では見えにくい現状を学び、これからの支援について考えるきっかけになりました。今回の経験を経て、今後に生かしていきたいこととして「生徒の満足度や充実度を高めるために工夫したことは、将来仕事をする上でも活用できる」等、学習支援の枠にとらわれないことも挙げられました。

【研修】ガイダンス・事前研修会
日時：2023年5月19日（金）16：50～18：30
会場：3号館101教室
講師：土屋匠宇三氏（一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワーク 代表理事）
内容：ガイダンス、講義、グループワーク
参加者数：19名（対面参加12名、オンデマンド視聴7名）

【ボランティア体験】現場演習
内容：6月1ヶ月間を目安に、現場で3回活動。
参加者数：16名
活動先：一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワーク　アスポート学習支援・本部、
　　　　認定NPO法人文化学習協同ネットワーク、
　　　　公益財団法人東京YWCA武蔵野センター

【振り返り】レポート提出