【成蹊ボランティアプログラム(SVP)】「ユニバーサルな社会を考える」を実施しました。
今年度5回目のSVPとして、「ユニバーサルな社会を考える」を実施し、14名の学生が修了しました。
本プログラムは、事前ガイダンス → ユニバーサルマナー検定3級受講 → 福祉施設にてボランティア体験 → 振り返りの会という構成になっています。
10月21日(月)の事前ガイダンスに続き、10月28日(月)にはユニバーサルマナー検定3級を実施しました。高齢の方や障害のある方などが困っている場面に遭遇しても、どんな声掛けをしたらよいのかわからずに行動に移せなかった経験が誰しもあると思いますが、そんな人が一歩前に踏み出すための基礎知識やマインドを身に付けられる講義内容でした。
次に、各自が11月中に1回、自分が希望する福祉施設でボランティア体験をしました。受け入れ施設は、デイセンター山びこ(知的障がい者の通所施設)、就労支援センターKITARU(精神障がい者の就労移行支援・就労定着支援の施設)、北町高齢者センター(高齢者のデイサービス)の3つです。
各施設、体験時間は2時間~2時間半で、はじめに施設の職員からオリエンテーションを受けたあと、実際に利用者の方々と交流する時間があり、最後に施設の職員と振り返りをして終了となります。
最後に、12月初旬に3回にわけて振り返りの会を実施しました。学生は、自分がどんな施設でどんな体験をしたのかを別の施設に行ったメンバーにわかるように説明したあと、感想や体験を通じて学んだことを共有しました。
振り返りの会や事後アンケートでは、「(ユニバーサル検定を受講して)障がい者の方たちはこういうことをして欲しいだろうと一方的に想像して配慮するのではなく、障がい者の方たち自身に選択肢をもってもらうことが大切であると感じた。」、「実際に接すると、会話は難しくても、未知の存在ではなく優しかったり個性があったりすることが分かり楽しかった。」(デイセンター山びこで体験した学生)、「自分が関わることで傷つけてしまうのではとの不安もあったが、いつも通り話すということが(利用者の方たちに)喜んでもらえてとても嬉しかった。実際に接してみることがどれだけ大事かがわかった。」(就労支援センターKITARUで体験した学生)、「障がいの有無や年齢は私たちを分けるものではなく、むしろ多様な価値観や考え方を生み出す源泉のようだと感じ、どんな人ともお互いがより添え合えば分かり合うことはできると思った。」(北町高齢者センターで体験した学生)、などの声が寄せられました。
◆事前ガイダンス
日時:2024年10月21日(月)17:00~18:00 (対開催面)
場所:3号館301教室
参加人数:14名
内容:①成蹊ボランティアプログラムの概要説明
②ユニバーサルマナー検定3級の概要説明
③ボランティア体験先である以下3施設についての説明
・社会福祉法人武蔵野 デイセンター山びこ
・NPO法人KITARU 就労支援センターKITARU
・公益財団法人武蔵野市福祉公社 北町高齢者センター
◆ユニバーサルマナー検定3級受講
日時:2024年10月28日(月)16:50~19:00
場所:9号館202教室
参加人数:14名
内容:①講師(株式会社ミライロ 薄葉ゆきえ氏)による講義
②グループワーク
③演習
◆ボランティア体験
各自の希望施設にて実施(基本はひとり1回。希望に応じて2施設で体験をした学生が1名いた。)
●北町高齢者センター
11月26日(火)13:00~15:00 (2名)、11月28日(木)13:00~15:00(2名)
●デイセンター山びこ
11月5日(火)9:30~12:00(1名)、11月7日(木)9:30~12:00(1名)
11月14日(木)13:00~15:30(1名)
●就労支援センターKITARU
11月8日(金)17:00~19:00(4名)、11月29日(金)17:00~19:00(4名)
◆振り返りの会
以下の日程で3回にわけて実施。
① 2024年12月5日(木) 12:30~13:00 5名
② 2024年12月6日(金) 12:30~13:00 4名
③ 2024年12月10日(火)12:30~13:00 4名
場所:ボランティア支援センター
参加人数:13名(1名は体調不良で欠席したため個別対応)
内容:① ユニバーサルマナー検定の修了証授与
② 各自、どんな施設でどんな活動をしたのかを、他の施設で体験したメンバーにわかるように説明し、
体験を通して学んだことや気づいたこと、体験を今後どのように生かしていきたいか等について発表
③ 受け入れ施設の職員の方々からの学生に対するメッセージを紹介
④ センターからの情報共有


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