授業紹介

演習ⅡB


法律学科

履修学生インタビュー

この演習(ゼミ)の内容を教えてください。

このゼミでは家族に関わる刑法分野を扱います。例えば、配偶者間でのDVや家庭内での子どもへの性犯罪など「家族」という閉鎖的な空間で起こりうる犯罪など、家族の中に潜んでいる刑法に関わる分野についてディスカッションします。現在の法の問題点や現状を話し合い、それぞれが解決策を考えて発表し、互いの意見を聴きます。

また、実際の判例について調べて報告します。教科書として使用している資料には端的な説明しかないため、図書館などで関係資料を探します。細部まで調べるのは難しくて時間もかかりますが、法律をより深く学ぶことができ、おもしろいと感じています。

この演習(ゼミ)で学び、どのような力が身に付きましたか?

現代の刑法の問題点とその解決策を探るようになりました。このゼミで学ぶにつれて条文の問題点や条文が補捉する範囲などに興味を持つようになり、これまでは法律というものを条文の文字通りでしか見ていなかったことに気が付きました。条文がどんなときに適用されるのかを探すことがとても楽しくなり、自然と法律の背景までを読み解く力が身に付いたと思います。

仲間から受ける刺激や影響はありますか?

仲間からは考え方の違いについて毎回学びをもらいます。このゼミでは、先生から課されたお題に対してまず二人一組で議論をします。ペアの人が自分と異なる結論でも意見を聞くと相手にも一理あり、私一人では思いつかなった新しい考えを議論することができます。仲間の多様な意見も踏まえて自分なりの結論を出すことができるので考え方の幅が広がり、法律の分野だけでなく私生活でもよい影響を与えてくれていると思います。