授業紹介

東洋政治史


政治学科

履修学生インタビュー

この授業の内容を教えてください。

この授業は、「東洋政治史」という授業名ですが、狭義に東洋と呼ばれる東アジア地域だけでなくアジア全体を扱います。具体的には、インド、イラン、中国、トルコなどの地域の政治史を横断的に学んでいきます。まずはそれぞれに地域の成り立ちや定義から始まり、特に19世紀後半から第一次世界大戦勃発あたりまでを詳しく通史的に扱います。この時代はアジアに近代化の波が押し寄せ、アジアの諸国はそれぞれに対応を迫られていました。そのような危機の時代にアジアの諸国の政府や民衆がどのような行動を取ったかということを比較していくのがこの授業のメインテーマです。

この授業の学びで印象に残っていることを教えてください。

中国やトルコに関しては高校の世界史でも概要程度は学んでいたのでこの授業を通じてさらに知識が深まったことは非常に楽しかったです。イランやインドに関してはすべてが目新しく、新たな知識を得ることができ、大きく印象に残っています。これらのアジア各国の政治史を地域ごとにぶつ切りにせずに横断的に学べるという点がこの授業の魅力です。また、光田先生は雑学的な知識も豊富なので授業中に聞ける地域の雑学もとても興味深かったです。

履修後に芽生えた探究心や興味、発見はありますか?

この授業を履修して、トルコという国に対する探究心が芽生えたように感じます。トルコに関しては高校の世界史でもイスラム教やオスマン帝国関連で登場しますが、近代では用語が出てくるのみで詳しくは学べません。そのような理由でこれまであまり触れることのなかったトルコの近代史ですが、この授業ではしっかり学びました。特に授業でも詳しく触れた青年トルコ革命の詳細についてさらに知りたくなり、関連する文献を読んでいます。いつかトルコに行って現地で知見を広げたいです。