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成蹊大学へようこそ!新入生のための上級生座談会を開催!(経済学部)

2024年04月24日

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2024年4月1日。新型コロナウイルス感染症に関連する各種制限が解除され、活気にあふれた以前のキャンパス戻った成蹊大学。約1,800名の新入生が期待と希望に満ちあふれた表情で、各種オリエンテーションや新入生歓迎イベントに臨んでいました。
今回は、経済学部ではじめて試みとなる新入生を迎え入れるための取り組みを紹介します。

新入生が感じること

新入生が大学に進学し、期待や希望と共に感じること…。それは「不安」ではないでしょうか。今までとは異なる環境でうまく人間関係を築けるのであろうか、大学の授業のレベルについていけるのであろうか、そのような想いを誰しもが抱えていることでしょう。
そのような「不安」を払しょくするべく、経済学部では「上級生座談会」を開催しました。

新入生の不安を払拭するために

新入生が不安に想うのは「分からないことが多いから」。上級生が自分の経験をもとに、新入生の疑問や質問に答えていくことで、少しでも「分からない」不安を軽減し、大学生活に馴染んでもらおう、という趣旨の今回の座談会。

経済学部の上級生19名が約240名の新入生を迎え入れ、同じテーブルを囲みました。座談会は、新入生が上級生のプロフィールシートを確認し、話をしてみたい上級生のもとへと向かう形式で、1回20分弱、計4回開催。上級生のバックグラウンドは様々で、体育会の課外活動団体所属者や留学経験者、上京して一人暮らしの者など、新入生が「話を聞いてみたい」と思える個性あふれる学生が集まりました。

新入生が気になる「履修登録」

一番多かったと思える質問は「履修」について。卒業するまでにどこの科目群を何単位とればいいのか、自由設計科目とは何なのか、副専攻はどのように履修するのか。新入生からは、気になるポイントを中心に次から次へと質問があがり、上級生も真摯に対応している様子を伺うことができました。

トークテーマはグループや実施回によってさまざま。課外活動や普段の学生生活に関する話題も多くあがっており、上級生ならではの視点から会話が展開されていました。座談会が進むにつれ、新入生たちの緊張もほぐれていき、笑顔あふれる会となっていました。

座談会を終えて

20分×4回という一見長い座談会もあっという間に終了の刻を迎えました。 新入生からは「同じ高校から進学した友人がおらず不安もあったが、学生生活のイメージが湧き安心した」、「今日話した上級生のように上手く自分のことを伝えたり、人の話を傾聴できたりする学生になりたい」などの声が聞かれ、充実した座談会であった様子が伺えました。

終了後には数名の新入生グループで退席する姿も見られ、上級生だけでなく、新入生同士でもコミュニケーションをとる良い機会となったようでした。また、上級生からも「自身が新入生の時にも座談会があればよかったのに…」という声もあがり、上級生、新入生双方にとって充実した時間を過すことができた様子でした。

座談会の裏側

新入生の不安を解消し、早く大学に馴染んでもらうにはどうすればいいのか。座談会の裏側では、念入りに準備が進められていました。 上級生たちは座談会の3時間前に集合し、最終確認を進めます。その様子は授業そのもの。教員からの座談会のレクチャーを受けた後、アクティブラーニング形式で実践していました。

新入生がリラックスできるよう上級生から話題を提供することはもちろん、新入生が答えやすい話題なのか、その話題は次につながるものなのか。学生同士がグループとなりながらお互い確認を進めていました。 1回あたりの時間が定められていることもあり、時間内に全員と話ができるようなタイムマネジメントも意識しての進行となりました。

表向きは、新入生のための座談会。しかしながら、上級生の今後にも活きる、充実した取り組みとなっていました。


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