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修了生メッセージ

恵まれた学習環境のおかげで密度の濃い3年間を過ごすことができました。

屋敷 里絵
青山学院大学国際経済学部1999年卒
法科大学院 2007年3月修了 2007年司法試験合格

私は法科大学院の1期生で、法科大学院に関する「評判」や「実績」など学校選びの手掛かりはほとんどありませんでした。他学部の出身だったこともあり、3年間通うに当たって「自分に合いそうか」という点も重視しました。少人数制や24時間いつでも使える新築のロースクール棟、奨学金制度などにも魅力を感じましたが、何よりも試験や面接を通して肌で感じた雰囲気が決め手となって、成蹊大学の法科大学院を選びました。かなり直感頼りの面もありましたが、そういう部分が実はかなり重要なのではないかと思っています。

少人数で仲間に恵まれた中、知識や経験の豊富な既修生と一緒に授業を受けたりゼミを企画したりできたことは、自分にとってかなりプラスになったと思います。人数が少ないと同学年はもちろん、前後1学年も普通に顔見知りになれるので、気軽に質問をしたりされたりという日々の積み重ねが、無意識のうちに力になったと感じます。また、成蹊大学では教授陣との距離の近さも大きな魅力です。自習室のすぐ上が教授室なので、疑問や質問があればすぐに訪ねることができますし、先生方も熱心に対応してくださるので、心理的な距離も非常に近いと感じました。

学生1人ひとりに固定デスクが与えられ、研究室・図書室ともに24時間利用できるという学習環境も大きなポイントです。PCを持ち込んで登録すれば、自分のデスクで判例検索も可能という環境は、今振り返ってみても非常に恵まれていたと思います。ロースクール入学後は既修生なら2年間、未修生なら3年間、密度の濃い時間を過ごすことになるので、学習環境の良さがそのまま自分の成長につながります。私は現在弁護士として、いわゆる一般民事事件から会社関係の案件、破産管財人業務、刑事事件など、非常に雑多な案件に携わっていますが、今後も自分なりの方法を模索しながら仕事をしていきたいと考えています。


多彩なバックグラウンドを持った同級生に刺激を受けて視野が広がりました。

藤本 健一
慶應義塾大学法学部法律学科1995年卒
法科大学院 2006年3月修了 2007年司法試験合格
企業内弁護士(IT企業)

私は学生当時から、困難に巻き込まれた人の代弁者となり、その苦痛を軽減させてあげられるような地域密着型の弁護士として社会に貢献したいという気持ちを持っていました。大学卒業後もテニスインストラクターの仕事の傍ら司法試験合格を目指して勉強を続けていましたが、旧司法試験では最終合格に届かず、勉強に専念するか、受験を断念するかを決断すべき時期に来ていました。ちょうどその頃、ロースクール制度が開始され、成蹊大学法科大学院に社会人のための夜間クラスができることを知り、テニスの仕事を続けながら勉強できるチャンスととらえて入学することにしました。

10名程度で構成される夜間クラスは、仕事を続けている社会人と仕事を辞めて入学した人が半々くらいで、一般企業の会社員だけでなく公認会計士や弁理士、ベンチャー企業家など多様でした。様々なバックグラウンドを持った仲間たちと日々接しているうち、私は自らの視野の狭さを実感しました。というのも、仕事における優先順位の付け方から他人とのコミュニケーションの取り方、キャリアプランの立て方、勉強方法に至るまで、各々の職種や立場の違いによってまったく異なることに気が付いたからです。授業でも同級生の専門的な視点からの発言や発想に新鮮な驚きを覚えることが多く、単に法曹になるための準備期間であった以上に、学生同士が互いに知的刺激を与え合う有意義な2年間でした。

実務経験の豊富な同級生に囲まれ、簿記や会計に関する知識不足を痛感した私は、自分自身の視野を広げる目的で「企業会計」や「企業実務演習」などの科目を積極的に履修しました。企業に関する知識を深めていくうち、このまま企業に就職することなく法律事務所勤務の弁護士になるのは、自分の人生にとって何かが抜け落ちてしまうのではないかと考えるようになりました。それが現在、企業の法務部門に所属して企画業務や訴訟関連業務、コンプライアンス関連業務などに携わることになったきっかけです。今後は法律専門家としての知識はもちろん、一企業人としてのコミュニケーション能力にも磨きをかけ、深い信頼を得られるような弁護士となれるよう努めていきたいと思います。


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