学科・大学院
革新的科学技術の創造を目指す「物質生命理工学科」は、確かな基礎学力をベースに、いまだ人類が明確な解答を出せずにいる未知の領域に挑戦します。基礎はもちろん、基礎と専門の架け橋となる学際領域を幅広く学び、豊富な実験や演習とともに、科学技術に対する多元的・俯瞰的な視点や柔軟性のある科学的・工学的センスを磨きます。
物質生命理工学科の求める学生像は、柔軟な発想と客観的な判断力、および自然科学に対する好奇心や社会に対する使命感を持つ学生です。
物理・化学・生物の基礎、そしてその境界領域からそれぞれの学問分野まで、幅広く学びが展開されるため、大学入学後によく考えて、自分の進路を決めることができます。
物質生命理工学科では理科の基幹分野である物理・化学・生物について1年次で基礎から学びます。2年次からは分野の枠を超え、これらを融合した様々な境界領域について学び、自ら考えることにより、新たな先端領域へ広げていきます。そして、柔軟な思考力と創造力で未来の技術をつくり出します。
1年次から3年次まで、「実験基礎講座」「理学基礎実験」「物質生命実験 Ⅰ」「物質生命実験 Ⅱ」「物質生命実験 Ⅲ」「物質生命実験 Ⅳ」の実験科目が並び、授業で学んだ知識を、実験を通して着実に自分のものとすることができます。実験は整備された学生実験専用の実験室を使用して少人数で行いますので、実験手法とともに物事の考え方を確実に身に付けることができます。
物質生命理工学科には3分野13研究室があります。3年次後期には、全員がいずれかの研究室に所属し、4年次からは先端的・専門的な卒業研究に取り組みます。自らの計画に基づいて研究を行うとともに教員による細やかな指導と先輩・同級生との討論を通し、実践力と問題解決能力を養います。また、学科全員で行う発表会での発表によりプレゼンテーション能力を磨きます。
第1、2ターム
(1年次)
数学、物理、化学、生物を
バランスよく学ぶ
第3、4ターム
(2年次)
各種の実験により
必要な技法を修得
第5、6ターム
(3年次)
専門科目を学び、
後期より研究室に所属
第7、8ターム
(4年次)
教員の指導のもと、
卒業研究に取り組む
教育職員免許状(一種免許)
社会福祉主事(任用)
物質生命物理学科のカリキュラムでは、授業を通して学ぶ「知識」が応用可能な「知恵」に成熟する構成になっています。実験・実習では、習得した知識を有効に使って論理的思考を育みながら、新たな知恵の創造を体感します。また、物理・化学・生物のような幅広い学問分野を体験し、広い視野から物事を考察できる柔軟な思考力を身につけます。これらの経験は3年次後期から配属される研究室でさらに磨かれ、想像力の育成や人間力の成熟にも結びつきます。
※横スクロールで閲覧できます。
物質生命理工学科では3つの分野に
13の研究室があります。