学科・大学院

大学院 理工学研究科
(博士前期課程・博士後期課程)


概要

理工学専攻

  • ■ データ数理コース
  • ■ コンピュータ科学コース
  • ■ 機械システムコース
  • ■ 電気電子コース
  • ■ 応用化学コース

大学 理工学部 理工学科に設置されている5つの専攻「データ数理専攻」「コンピュータ科学専攻」「機械システム専攻」「電気電子専攻」「応用化学専攻」から大学院進学への体系的な連動を図るとともに、理工学の分野に求められる社会的使命に基づいて、2026年度より大学院 理工学研究科 理工学専攻において5つのコース「データ数理コース」「コンピュータ科学コース」「機械システムコース」「電気電子コース」「応用化学コース」が新設されます。大学院生には、充実した研究環境と研究設備の中で個人レベルでの研究指導が行われます。研究室では、さまざまな企業との共同研究を積極的に推進しており、実践的な力を身につけることができます。また、大学院生全員を対象とした奨学金制度が整備されていて、大学院生の学生生活や研究活動への支援が提供されるのも大きな特徴です。

入試について

入試情報

特色

  • 理工学専攻ではコースを問わず、「表現技術特論」・「画像センシング特論」・「ナノ物性特論」・「量子力学特論」・「応用数学特論」・「データ解析特論」・「丸の内ビジネス研修」・「学際分野特殊研究」など技術者・研究者の基礎的素養とされる専攻共通選択科目が設置されて、広範かつ多角的な視野の構築を目的とする教育を行います。
  • 各コースに設置されている選択科目は、コースにかかわらず自由に科目を選択して履修することが可能です。また、一つのコース内であっても、さまざまな学問領域があり、豊富な科目群から幅広く複合的に履修することができます。
  • 専門性の深化を目指す学生は、学部での卒業研究を活かしながら同じ研究課題で専門分野をより深く探究することができます。また、分野横断的な複合課題の探究を目指す学生は、専門分野の異なる複数教員の指導体制のもと学際的なプロジェクト研究を行うこともできます。

データ数理コース

データサイエンス、オペレーションズ・リサーチ及びアルゴリズム理論を含む多様なデータ数理分野において、幅広い知識の修得と高度な研究手法の獲得により、革新的科学技術の創造に挑む先導的な情報・数理関連技術者を養成すること又は研究者の素養を涵養することを目的とします。

主な研究テーマ 例

  • ●移動人物認証技術の開発
  • ●クラスタリングによる大規模ウェブ記事分析
  • ●生物多様性保全のための種分布モデリング
  • ●評価に関する最適化モデリング
  • ●2段階勾配法によるパレート最適化
  • ●メモリ効率の良いアルゴリズムの理論構築
  • ●アルゴリズムの設計と解析
  • ●生体組織の計測技術と解析


コンピュータ科学コース

システムソフトウェア、情報ネットワーク及びメディア技術分野を含むコンピュータ科学に関する深い知識と高度な研究手法の修得により、情報化社会の問題を解決する革新的科学技術の創造に挑む情報技術者を養成すること又は研究者の素養を涵養することを目的とします。

主な研究テーマ 例

  • ●Web応用のためのプログラミング環境
  • ●画像コンテンツ理解と次世代テレビジョン
  • ●早聴きのための音声合成システム
  • ●使いやすく高性能な次世代並列処理システム
  • ●人とコンピュータの間の知的インタフェース
  • ●次世代ネットワークのセキュアサービス制御
  • ●高リアリティAR/VRシステム
  • ●大規模言語モデルを活用した情報検索
  • ●情報通信ネットワークの可視化とデータ分析
  • ●光情報処理に基づくイメージング手法の構築


機械システムコース

機械工学・情報通信技術を基盤としたものづくり技術の分野において、優れた研究・開発を行っていくための知識の修得及び研究・開発能力の獲得により、国内外で活躍できる創造性豊かな技術者を養成すること又は研究者の素養を涵養することを目的とします。

主な研究テーマ 例

  • ●金属結晶の制御と新材料創製
  • ●局所音場生成システムの開発
  • ●高速列車の空気力学的環境問題
  • ●熱流体に関する不安定性の解明と制御
  • ●脳機能訓練のためのシステム開発と評価
  • ●運動解析に基づく人間中心作業設計基盤の構築
  • ●AIによるバレーボール試合のプレーの自動記録と評価の研究
  • ●自動車ドライバと親和性の高い運転支援システムの設計と評価


電気電子コース

電気電子工学・機械制御工学・数理情報工学を基盤とした多様な分野において、高度な専門知識を修得し、国内外で活躍できる創造性豊かな技術者を養成すること又は研究者の素養を涵養することを目的とします。

主な研究テーマ 例

  • ●多次元システムのモーションコントロール
  • ●複数台の小型重機ロボットによる協働作業
  • ●新材料設計指針による高特性超伝導材料創製
  • ●計測データへのAI技術応用による隠れた物理化学情報の探索
  • ●プラズマを制御する新規な製膜手法による機能性酸化物の作製
  • ●自然科学と社会科学を融合した至近未来シティシミュレーション
  • ●電気電子情報工学と分子生物学の融合によるバイオデジタルツインの構築
  • ●新たな制御・変調原理によるパワーエレクトロニクスシステムの高性能化


応用化学コース

健康・医療を拓くライフイノベーション分野及び持続可能な社会を拓くグリーンイノベーション分野の基礎知識及び基礎技術を広く修得し、ITを活用した新たな科学技術の創造に挑む技術者を養成すること又は研究者の素養を涵養することを目的とします。

主な研究テーマ 例

  • ●疾患関連因子の発見・解明と医療貢献
  • ●生体内糖鎖機能の解明と利用技術の開発
  • ●人工タンパク質の合成研究
  • ●マイクロマシン・生体計測・生体工学
  • ●機能性有機化合物の合成と新規反応の開発
  • ●次世代電池の電極・電解質材料の創製
  • ●固体触媒を用いた環境・エネルギープロセスの研究開発
  • ●地球環境・炭素隔離・リサイクル技術
  • ●金属錯体の合成と光化学への応用

3つのポリシー・履修モデル・教育理念

奨学金・各種助成

大学院奨学金制度(給付)

  • <A種>
  • 給付額:納付金の2分の1額
  • 応募資格:博士後期課程2年次生以上
  • 支給期間:1年間
  • 募集人数:対象者全員
  • <B種>
  • 給付額:納付金の4分の1額
  • 応募資格:博士前期課程2年次生※
  • 支給期間:1年間
  • 募集人数:対象者全員
  • 長期履修者は別途相談

大学院学生の学会発表

学生の研究成果の学会発表および学会参加を奨励し、学術研究の促進を図る助成制度です。 学会発表者には、ー人年ー回、交通費・宿泊費(助成金額の上限あり)を国内外の学会を問わず助成します。

大学院学生の研究留学助成

大学院生の海外大学・海外研究機関への研究留学を奨励し、学術研究の促進を図る助成制度です。一人あたり250,000円を上限に航空券代金及び宿泊費用の実費を助成します。この制度は、夏期/春期休業期間中における原則4週間以上の研究留学や、学期期間中における3カ月程度の研究留学も対象となり、海外大学あるいは海外研究機関において研究活動に取り組みます。

大学院研究奨励金

学術研究活動で優れた成果を修めた学生に対し、研究奨励金を給付する制度です。 奨励金の給付額は、ー人あたり50,000円で、特に優れた成果と認められた場合には、増額することがあります。

大学院博士論文出版等助成

博士後期課程在学中の学生の研究成果を学術雑誌等へ掲載する際の費用および修了生等が本学から学位を授与された博士学位論文の出版に係る組版代、印刷代及び製本代を助成する制度です。

就職実績
( 2022~2024年度修了者 )

理工学研究科 理工学専攻の5つのコース「データ数理コース」「コンピュータ科学コース」「機械システムコース」「電気電子コース」「応用化学コース」は、2026年度より新設されますので、以下では理工学専攻の旧3コースの就職実績を掲載します。

物質生命コース

中外製薬、第一三共株式会社、雪印メグミルク、ADEKA、大鵬薬品、ニチアス、artience、大和製罐株式会社、本田技研工業、日本ガイシ、横河電機株式会社、東京電力ホールディングス、ENEOS、出光興産、三菱電機、マツダ、古河電工、日立製作所、日本電子、日揮ホールディングス株式会社 他

情報科学コース

三菱電機、SCSK、TOPPAN、本田技研工業、スズキ、日立製作所、りそな銀行、IIJグローバルソリューションズ、ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ、三菱電機エンジニアリング、パナソニックソリューションテクノロジー、日立ソリューションズ、テクノロジー、NTTアドバンステクノロジ、キヤノンITソリューションズ、アズビル、日本電設工業  他

システムデザインコース

本田技研工業、三菱電機、日立製作所、日産自動車、富士通ゼネラル、メイテック、日立システムズ、東海旅客鉄道(JR東海)、沖電気工業、凸版印刷、清水建設、大日本印刷、鹿島建設、三井住友トラスト・システム&サービス、横河マニュファクチャリング、電通国際情報サービス、インフォテクノ朝日 他