学科・大学院

データ数理専攻 Q&A

Q. この専攻ではどんなことが学べるのでしょうか?

A: 数理科学と情報科学でビッグデータを使いこなし、実世界の問題を解決できる人材の育成を目指し、データ数理専攻では、データ活用に必要な専門知識を体系的に学習しつつ、実習を通してプログラミング等の実践的な技能を修得します。
データを活用して複雑な問題を解決するため、データを解析し知見を見出す「データサイエンス」、データに基づく最適な意思決定を行う「オペレーションズリサーチ」、データを効率的に処理する「アルゴリズム」の3分野を体系的に学習します。
また、実世界の問題を解決するには、プログラミングやツールを使用して、実際にデータを集め解析する技能が必要となります。データ数理専攻では、基礎としてPythonとC++によるプログラミングを、応用としてデータの収集や統計的な解析の方法を、実習を通して学習します。

Q. この専攻の必修科目にはどのようなものがありますか?

A: データ数理専攻では、データ解析の基礎となる数理科学や情報科学及びプログラミング技能を学修します。必修科目としては、理工学部の必修科目である「微分積分学」「線形代数学」「情報基礎」「コンピュータ基礎」「プログラミング基礎」「アカデミックスキルズ」「輪講」「PBL(課題解決型学習)」「卒業研究」に加え、データ数理専攻の必修科目である「離散数学」や「確率統計」、「数理計画法」、「アルゴリズムとデータ構造」などを学修するとともに,プログラミング言語C++の複数のプログラミング講義及びプログラミング実験を履修します。これにより、知識だけではなく、プログラミングを通して実際に利用できる技術を身に付けます。これらの必修科目に加え、データを活用するために重要な「アルゴリズムデザイン」「機械学習」「ビッグデータ解析」などの準必修科目が用意されています。

Q. この専攻では将来どんな進路が考えられますか?

A: データ数理専攻で学んだ学生は、データを活用できるという強い武器を身に付けます。近年データはありとあらゆる分野で収集され,活用されていますので、様々な分野において活躍の場があると考えますが、主な就職先としてはITコンサルティング、FinTech企業、官公庁・地方自治体・各種企業の情報解析部門や人工知能技術開発部門、アクチュアリーなどが考えられます。また、会社の他には中学や高校の教員なども考えられます。また、大学院に進学し、より深く学ぶことで、大学教員、研究機関なども候補となります。