理工学部紹介

学部長挨拶

「新しい理系の知」の創生

理工学部長 小池 淳

成蹊大学理工学部の前身である工学部は1962年に開設され、2005年に理工学部に改組され、現在の3学科体制(物質生命理工学科、情報科学科、システムデザイン学科)に至っています。2022年度からは、1学科5専攻に生まれ変わる予定で、変化に満ちた未来に対応した学びを実現し、未知の社会課題を果敢に乗り越えていく「新しい理系の知」の創生を目指しております。

「知」とは何でしょうか?一つ目は、「知の発見」です。これは、理学分野における自然法則の発見や原理の探求などに相当します。二つ目は、「知の創造」です。これは、すでに存在している知を組み合わせ発展させることで新しい価値のある知を創造することです。例えば、新しいモノづくりなどが相当します。3番目の知は、「知の伝達と活用」です。知を多くの人と共有・活用することで、新たな知や価値を生み出すことです。ICTやビッグデータ解析などのデータサイエンスがこれに当たります。実際には、これらの「3つの知」が有機的に組み合わさって「新しい理系の知」が創生されます。 私たち理工学部では、これらの3つの知に着目して、教育研究を進めております。

ところで、「教育」は英語では、「Education」になりますが、この単語の語源として、「生まれつき備わっているものを引き出す」という意味があるそうです。また、「研究」は、「Research」となりますが、こちらも語源の一つとして、キリスト教的に言えば、「神が作ったこの世界を人間が再び探索する」という意味があるそうです。

成蹊大学の創立者である中村春二先生が掲げた「自発的精神の涵養と個性の発見伸長を目指す真の人間教育」という理念に通じるところがあり、とても興味深いです。

理工学部では、従来の講義形式に加えて演習や実験など自らが主体的に考えて積極的に取り組み参画する授業を多く準備することで、上述の意味での教育研究活動を実践しています。

最後に、皆さま方と一緒に「新しい理系の知」を創生できることを強く願っております。

理工学部長 小池 淳