理工学へ、ススメ。

理工学部
言語情報研究室

西沢 裕子さん

長野県諏訪清陵高等学校出身
情報科学科4年(2013年12月取材時)

社会に直結する新たな分野の研究にチャレンジする

子供の頃からパソコンに触れる機会が多かったので、情報工学を学びたいと考えていました。その中でも成蹊大学を志望したのは、理系だけではなく文系学部も含め、全学部が吉祥寺のキャンパスに集まっているので、他学部の学生と交流を持つことで視野を広げられるのではと思ったからです。

言語情報研究室では、テキストマイニング技術を使って、企業から出された決算短信の文字情報から業績の要因となる情報を自動抽出する手法の研究をしています。この研究は、個人投資家を対象にした投資判断の支援ツールとして利用されることが期待される注目の研究です。経済学や簿記会計などの知識も蓄えながら新しい分野の研究ができることに可能性と面白みを感じています。4年生の秋に、学会の場で研究発表をする機会があったのですが、100人以上もの方々を前に登壇した時は本当に緊張しました。ただ、終わった後の達成感はとても大きなもので、貴重な経験となりました。

大学での4年間はあっという間に過ぎていきます。文系理系さまざまな学部の先生方や友達と交流ができるワンキャンパスの特徴を生かして、幅広い知識をしっかり学び、思いっきり楽しんでください。

言語情報研究室

インターネットの急速な発展と大容量記憶装置の低価格化により、膨大なテキストデータにアクセスし、収集できるようになりました。本研究室では、Web上にあふれる情報に溺れることなく積極的に活用するための情報技術として、自然言語処理をもとに研究しています。

この研究室の教員の講義はこちら