井奈波 駿さん
私立春日丘高等学校出身
情報科学科4年(2013年12月取材時)
理系だった兄の影響で、小さな頃から色々なことを実験して、その結果を自分なりに考え確証することが好きでした。数学が得意だったこともあり、成蹊大学理工学部に入学することに。1、2年次の授業では、成蹊教養カリキュラムで文系の授業も選べたので、それまで触れることのなかった色々な知識や考え方を学ぶことができました。
アルゴリズム論研究室を選んだ理由は、スマートフォンアプリでよく活用されている交通機関のさまざまな条件下での経路検索など、実はとても身近な場面で使われているアルゴリズムに親近感を感じたからです。理論系であるアルゴリズムの研究は自らの考えを直接研究に生かすことができ、自分で何かを発想することが好きだった私にとって最良となるテーマでした。研究室では、コンピュータを使用して、仮説を元に組み立てたプログラムの分析や検証を繰り返しながら最善の探索方法について研究しています。
成蹊大学は研究施設も充実していますし、自主性を尊重してくれるので、とても研究がしやすい大学だと思います。
アルゴリズムとは、問題を解くための機械的手順のことです。アルゴリズムの良し悪しで問題を解く「効率」に大きな差が生じてきます。どのように設計したら計算の効率がよくなるのかをテーマにアルゴリズムの設計及び解析を行っています。