理工学へ、ススメ。

理工学部
応用錯体化学研究室

内田 憲太さん

東京都立駒場高等学校出身
物質生命理工学科4年(2013年12月取材時)

自分自身で考えて行動することが身についた

物理、化学、生物を幅広く学んだ後に専門分野を選択できるカリキュラムのある成蹊大学を志望しました。学年を重ねるとともに、社会の課題を解決できるような、新しい発見ができる研究をしたいと考え、現在の研究室を選びました。

私が取り組んでいる内容は、錯体と光エネルギーを用いて、二酸化炭素を一酸化炭素に変換するという研究です。先輩の論文を読んで興味を持ったことがきっかけで、この研究が成功すれば、現在の環境・エネルギー問題を解決できる可能性が大いにあることに研究の意義を感じています。研究室はみんな仲が良く、院生の方からも気楽にいろいろと教えてもらうことができるとてもよい環境です。

研究室での活動を通じて自分が成長したと感じたところは、自分自身で考えて行動するようになったこと。何かを人に尋ねる時も、ただ質問するのではなく、自分自身の考えをはっきりさせてから聞くことを心掛けるようになりました。知識だけではなく、人と人との基本であるコミュニケーションの大切さを考えることにもつながりました。日々の研究と並行して社会人に近づけるように努力していきたいと思います。

応用錯体化学研究室

植物の光合成や血液中の酸素運搬など金属元素が中心的な動きをしている化合物(錯体)は自然界に数多く存在します。研究室ではこの錯体を人工的に合成して、発光素子としての機能や光化学反応、触媒への応用などを研究しています。

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