理工学へ、ススメ。

理工学部
制御工学研究室

盛 悠生さん

神奈川県立大磯高等学校出身
エレクトロメカニクス学科*4年
(2015年1月取材時)
*2012年度よりシステムデザイン学科へ名称変更

自分の「好き」が研究につながる自由度の高さが魅力

成蹊大学の魅力は、学びながら自分に適した専門分野を選択できる点です。私の場合はロボット、機械、電気、経営工学の4分野を学んだうえで、もっとも興味を抱くことができて、"ものづくり"の中で重要な役割である「制御」の分野を選ぶことにしました。研究室では自分の関心のあることと「センサやシステムを使う」を結びつけて研究テーマとすることができたので、私は部活動の剣道で疑問に思っていた「初心者と熟練者とでは、面を打つ時の竹刀の振りにどのような違いがあるか」ということを選びました。

実験の方法は、竹刀に加速度センサとひずみセンサをつけ、竹刀を振りおろしたときの速度と面に当てた時のひずみの変化量を見ることで、初心者と経験者の振りの違いを調べるというものです。

竹刀が面に当たる瞬間という極めて短い時間の中での変化をどう測定するか、試行錯誤が必要でしたが、一つずつ課題をクリアしていくときは、ゴールに近づいている手応えがありました。また、研究の結果、初心者と経験者では振りにどんな違いがあるかがわかり、達成感も得られました。これからは剣道を続けていくと同時に個人的に研究を行い、振りの善し悪しを評価できるシステムを開発したいと思っています。

制御工学研究室

機械と電気の専門領域が重なり合った「メカトロニクス」の分野で、坂道などの移動が楽なパワーアシスト車いすや、単独で目的地にたどり着けるロボットの開発をしています。

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