理工学へ、ススメ。

理工学部
電子デバイス研究室

林 秀俊さん

埼玉県立不動岡高等学校出身
エレクトロメカニクス学科*4年
(2015年1月取材時)
*2012年度よりシステムデザイン学科へ名称変更

発電効率の高い太陽電池を開発したい

高校時代、機械、電気、環境やエネルギーに興味はありましたが、それ以上具体的に何を学ぶかは決めきれなかったため、理工学部の中でも研究分野の選択肢が多かった成蹊大学を選びました。

電子デバイス研究室への所属を希望したのは、太陽電池の研究をしており、もともと興味があったエネルギーについて学べると思ったからです。

現在、私は「裏面電極型」という太陽電池の研究に取り組んでいます。一般的な太陽電池は、光が当たる表面に電極がついており、その部分は光が遮られるため、エネルギーの変換効率も落ちます。そこで、電極を裏面につけ、光が当たる表側の面積を増やし、変換効率を高めようというのがこの「裏面電極型」といわれるタイプです。

太陽電池は、他の発電手段に比べ変換効率が低い分、改善の可能性も大きく、研究のアプローチもさまざまです。私が所属する研究室でも、表面処理の薬品の比率を変えたり、形状を変えたりと、いろいろ試みながら研究に取り組んでいます。

卒業後は大学院に進む予定ですが、太陽電池は奥が深く、挑戦しがいがある分野であることから、大学院でもこの研究を続けるつもりです。自分の手でより発電効率の高い太陽電池を開発できるよう、頑張っていきます。

電子デバイス研究室

太陽電池の高効率化、暗視カメラ用センサの開発、プラズマによる大気浄化などについて、実際に装置や素子を作製して研究しています。

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