教育内容

教育内容:教育活動

国際学級

国際学級

世界中の、さまざまな国の
帰国生を受け入れています

同じ帰国生でも、一人ひとり異なるバックボーンを持っています。そんな仲間が、世界から、一堂に集って学び合う。成蹊小学校だからこその、かけがえのない出会いが、ここにあります。

※地図上にプロットされている国は、近年実際に帰国生の受け入れのあった国です。 アメリカ / アラブ首長国連邦 / イギリス / イスラエル / イラン / インド /インドネシア / オーストラリア / オランダ / 韓国 / シンガポール / タイ / 中国 / ドイツ / トルコ / フィリピン / ブラジル / ブルネイ / ベトナム / ペルー / 香港 / マレーシア / メキシコ(50音順)

子どもは子どもたちのなかで育つ

成蹊小学校の帰国生受け入れの歴史は古く、大正時代に「和組」という名称で、帰国生を受け入れる独立学級を設置したことが始まりです。2006 年度からは独立学級は設けず、一般学級の児童と共に学ぶ「混入教育」を採用しています。これは「子どもは子どもたちのなかで育つ」という考えを大切にしているからです。入学後1カ月間は国際学級のオリエンテーション期間とし、帰国生のみの国際学級で学びます。その後、一般学級に混入します。混入後も、一般学級担任と国際学級担任が連携し、必要に応じて授業のサポートに入るなど、丁寧に対応していきます。また、国際学級児童のみを集め、少人数で学習を行う時間も用意しています。混入して国際学級が終わってしまうのではなく、段階的に日本の学校生活に慣れていけるよう、4年生の間は国際学級・一般学級の「二刀流」のスタイルを取っています。一般学級の児童との交流のなかで、日本での集団生活に無理なく適応し、一人ひとりの個性を尊重しながら、充実した学校生活を送ることができる環境を整えています。

国際学級の4つの柱

  • 01

    国際理解教育

    海外で暮らしていた児童と一般学級の児童が共に成蹊小学校で過ごすことが、国際理解教育だと言えるかもしれません。成蹊小学校独自の「国際理解プレゼンテーション」という授業では、国際学級児童が海外での経験をスライドにまとめ、一般学級児童に向けて発表します。

  • 02

    児童の個性を尊重した学習

    一般学級混入後も、児童一人ひとりの学習状況に合わせてサポートを行います。また、国際学級児童のために「取り出し授業」*4 や「取り出し英語」*5「金曜国際」*6を設けています。

  • 03

    集団生活や日本での生活のサポート

    成蹊小学校を知ってもらうところからスタートします。「ソフトランディング」を合言葉に、日本の学校生活にだんだんと馴染んでいけるよう、リードしていきます。

  • 04

    保護者へのサポート

    日本の小学校が初めてのご家庭にも安心していただけるよう、学級通信や個人懇談を通して、保護者と密にコミュニケーションがとれるように、心がけています。

まずは国際学級で
知ってもらうことから

入学後のオリエンテーション期間として、「成蹊小学校に親しみを持ってもらうこと」「日本の小学校に慣れてもらうこと」を目標に、時間割を組んでいます。

 

朝の時間 8:25-8:40

朝の会*1 子供の時間*1

1校時 8:45-9:30

国語 算数 国語 算数 武蔵野探検*3
井の頭公園に行こう

2校時 9:35-10:20

算数 国語 算数 国語

3校時 10:40-11:25

取り出し授業/
英語*4
体育 学園探検*2
史料館に行こう
体育

4校時 11:30-12:15

こみち こみち 社会

給食 10:15-13:15

給食・お昼休み・掃除 一般学級の子どもたちが国際学級に遊びに来て、成蹊小学校のことをたくさん教えてくれます

5校時 13:35-14:20

社会 桃李 こみち 美術 理科

6校時 14:25-15:10

音楽 取り出し英語/
取り出し授業*5
読書 美術  

※スクロールで左右にスライド可能です。

いよいよ混入教育がスタート
一般学級へ

混入後も「取り出し授業」や「取り出し英語」「金曜国際」で国際学級に戻ってくる機会があります。逆に、国際学級担任が一般学級の授業を見に行き、直接サポートすることもあります。このように、4年生の間は国際学級・一般学級の2つの学びの場が用意されています。

 

朝の時間 8:25-8:40

朝の会*1 子供の時間*1

1校時 8:45-9:30

国語 算数 国語 体育 国語

2校時 9:35-10:20

算数 体育 国語 国語 理科

3校時 10:40-11:25

取り出し授業/
英語*4
国語 算数 美術 音楽

4校時 11:30-12:15

社会 社会 音楽 美術 算数

給食 10:15-13:15

給食・お昼休み・掃除

5校時 13:35-14:20

読書 桃李 理科 算数 こみち

6校時 14:25-15:10

こみち 取り出し英語/
取り出し授業*5
理科 こみち 金曜国際*6

※スクロールで左右にスライド可能です。

  • *1朝の会・子どもの時間

    日本の小学校が初めてという児童もいますので、日直の練習を順番に行います。また、成蹊伝統の精神集中法である「凝念」も練習します。

  • *2学園探検

    小学校の理解が進むと、同じキャンパス内にある、中学校・高校・大学も探検しに出かけます。成蹊の歴史を学ぶため、学園史料館にも行きます。

  • *3武蔵野探検

    学内だけではなく、学外も探検します。成蹊のある武蔵野市のことを知ってもらうため、千川上水や井の頭自然文化園にも足を延ばします。また、電車やバスの乗り方、公衆電話のかけ方、吉祥寺駅の交番の位置確認など、安心して通学ができるように指導していきます。

  • *4取り出し授業/英語

    一般学級が英語の時間は、現地校・インターナショナルスクール出身の児童を国際学級に集め、国語・算数・社会の補強を行います。少人数授業のため、苦手としていることに特化して、指導を行うことが可能です。日本人学校出身の児童は、一般学級で英語の授業を受けます。

  • *5取り出し英語/取り出し授業

    現地校・インターナショナルスクール出身の児童向けに、 取り出し英語が特別に設置されています。ネイティブもしくはバイリンガル教員が担当し、海外で習得した英語力をさらに伸ばしていきます。 取り出し英語は、5・6年生も継続して行います。日本人学校出身の児童は、取り出し授業で、国語・算数・社会の学習をします。

  • *6金曜国際

    金曜国際は、週に一度だけ、4年国際学級児童全員が一斉に国際学級に戻ってくる時間です。児童曰く「ほっと一息つける時間」で、ホームルームや国際理解プレゼンテーションの準備を行っています。

*「こみち」「桃李」に関しましては、こちらをご参照ください。

*カリキュラムの内容は変更する場合がございます。

子どもたちの声

  • 同時期に入学した、お互いを分かり合える仲間がいるので心強いです。帰国生を理解し、優しくしてくれる先生たちもいるので安心して過ごせます。

    在校生 メキシコ・ブラジル

  • 僕の一番の思い出は、運動会でソーラン節を踊ったことです。土のグラウンドに裸足になって、力強く踊りました。インドの小学校とオンライン上で交流した時にも、国際学級全員で踊りを披露しました。

    在校生 アメリカ

  • 一般学級に入ったばかりの頃は緊張したけれど、気の合う友達がたくさんできて、毎日が楽しいです。

    卒業生 ドイツ

  • 国際学級は、私にとってリビングルームのように居心地の良い場所です。混入した後も、休み時間などには自然とみんなで集まっていました。

    在校生 アメリカ

保護者の声

国際学級専属の先生がいらして、何でも相談でき、宿泊行事にまで同行してくださるなど、手厚いサポートに驚きました。個性尊重の大らかさもあり、日本の学校が初めてでも安心して通えると思います。

保護者 アメリカ

国際学級紹介動画

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