Study Abroad留学

留学体験談

JSAF留学

ノースアラバマ大学
留学先|アメリカ
期 間|1年間(3年次8月~翌年5月)

理工学部 システムデザイン学科4年

(2022年度取材時)
※2022年4月より理工学科へ改組

長期留学体験が、積極的に生きる力を引き出した

「広い世界を見てみたい」と、高校生の頃から憧れだった海外留学を実現。
アメリカの大学で、専門分野を超えて幅広く学んだ約10ヵ月の長期留学。
多国籍な友人たちとの出会いが、私を変えてくれました。

準備1・2年次

念願の留学に向けてコツコツ英語を復習

田舎町で育ったので「私は狭い世界しか知らない、世界はもっと広いはずだ」と思っていました。留学は高校生の頃からずっと考えていましたが、大学生になってついに実行に移す決心をしました。理工学部の1年次は毎日忙しく授業が入っているような状況ですが、時間を見つけて、大学受験を思い出しつつ、もう一度参考書の問題を解いたり、単語を覚えたり、地道に英語の勉強を続けました。初めは抽象的だった「留学」というイメージが、大学での定期的な留学セミナーや、窓口での相談を通して、徐々に具体的になっていきました。JSAF留学を知ったのも、国際教育センターで相談をした時です。

留学3年次

日本人のいない環境で自分の可能性を試す

大学のすぐそばを流れる川で友人とカヤック

留学先を選んだ基準は、まず理工系以外の勉強もできる総合大学であること。さらに、今の環境をがらりと変えたい、頼りが何もない場所で自分の可能性を試してみたいと思い、日本人がいない場所であることを条件にしました。ノースアラバマ大学のあるアラバマ州のフローレンスは、治安もよく、自然豊かで穏やかな街。大学は総合大学でしたが、学生数が成蹊大学と同じくらいなので、先生と学生の距離も非常に近い印象です。いろいろな国からの留学生がいて、現地の学生は分け隔てなく自然に接してくれました。

仲良くなれるきっかけはブレイクダンスと日本のアニメ

日本でやっていた得意なブレイクダンスを、現地でのイベントやパーティーなどで披露したことで、友達が増えました。いちばん仲良くなったアメリカ人の友人は、日本の漫画やアニメが大好きで日本語の授業も履修していました。寮の中でも日本のアニメが好きな外国人はたくさんいて、それがきっかけで友達になることが多かったです。寮は二人部屋だったのですが、ルームメイトの物音が気になって眠れず、我慢していました。そのことを、しばらく経ってから伝えたところ「なぜ最初から言わないんだ」と言われて驚きました。日本人は、はっきり言わないことを美徳とする面もありますが、しっかりと意見を伝える大切さを実感しました。国や文化、考え方が大きく異なる人と出会ったことで、あまり細かいことを気にしなくなり、楽観主義というか、臆せず踏み出せる姿勢が身についたかもしれません。

アメリカで流行っていたサイレントディスコ。一人ずつヘッドホンをつけて踊るので、はたから見ればとても静か。

アメリカの大学で日本の授業との
違いを体感

最初の4ヵ月ほどは大学付属の語学学校で学び、一定のレベルをクリアした後に学部の授業を受けることができます。学部では理工系・文系を問わず、とにかく多くの科目を取りました。経営学の授業は少人数のゼミ形式で、経営プランを個人で考えて発表し、他の人の意見をもらって改善するというもの。一例を挙げれば、大学の学生食堂をカフェに作り替えた場合の費用や採算など、テーマは身近なもので考えます。理工系ではプログラミングの授業で自分のウェブサイトを作るなど、実践的な学びが多い印象でした。

周りの視線を気にせず自分の道を進む

留学で学んだのは語学や専門科目だけではありません。留学先の友人たちによく言われたのは「何をそんなに気にしてるの、誰もそんなこと気にしないよ」「笑われたって、他人には笑わせておけばいいじゃない」という言葉。私は何かチャレンジする時に人目を気にしてしまうことが多かったのですが、「そんな必要はない、周りからどう見られるのかを気にせず、まず挑戦してみることが大切なんだ」と教わった気がします。

帰国4年次

留学での体験を生かして海外へのチャレンジも

帰国後は留学前に所属していた研究室に戻りました。今は、異業種交流会に参加して将来への人脈を広げたり、海外の人に向けたボランティアに参加したりと、留学前までとは違う行動・挑戦ができています。将来は海外で働いてみたいという気持ちもあるので、留学で得たさまざまな経験を生かしていきたいと思います。

留学プログラム費補助金
35万円
ノースアラバマ大学から
80万円程度
(現地大学からの奨学金給付)

留学諸費用

学費 + 寮費 + ミールプラン

(大学の食堂を決められた回数、
利用できる仕組み:食券)

を含め 約 320万円

・留学中は成蹊大学の授業料等納付金の3分の2が減免されました。

※内容は取材当時のものです。

留学レポート

過去の派遣生のレポートには、留学先での授業、生活等のより詳しい情報が書かれています。留学を考えている、もしくは留学が決まっている成蹊大学の学生はぜひ読んでください。

※学内からのみアクセス可能です。