
メルボルン中心街の様子①

メルボルン中心部の様子②

日本の抹茶カフェ、メルボルン中に
オーストラリアでの生活は日本人としてのアイデンティティーを実感する機会であった。世界を知りたい、そんな理由から選んだ多国籍国家、オーストラリアでの留学生活では、その毎日に新鮮な学びが伴った。
日本語を話し、日本人の友達と過ごす、日本ではごく当たり前の日々に対して、多国籍な環境であるオーストラリア、メルボルンでの生活は、根本的に異なる。人種も母国語もみな異なる中で、皆が平等に接し、時には助け合いながら暮らしている。日本から来た人間が少ない中で、却って日本人としての私を実感する。日本にいるときよりも自分が何者であるのか、アイデンティティーに対する価値観を養われた。
白人系、アジア系、黒人系、世界各国にルーツを持つ人々が共存する中で、世界から見た日本に対する視点、概念を生活を通して学び、体験する。日本文化歴史の講義では、第二次世界大戦中におけるアジアの植民地化、日本軍部によるプロパガンダなど、日本での歴史学習であまり触れない点を学習した。さらには、日本語学習が盛んであるオーストラリアであるだけに、日本語を学習する学生たちと多く交流する機会を持った。日本語授業にボランティアで参加した際は、日本に対する印象を外国からの視点で学ぶ熱心な学生の様子をみて、「日本」について再び考えられる機会になった。
部活動では、趣味の剣道を通して多くの日系コミュニティーの輪を広げた。現地の日本人の方たちや日系人、日本に興味のある人々など、剣道を通して「日本」と触れる機会があった。
残りの期間の留学生活は短いものとなるが、「日本」に感謝しつつ、出会った人々との縁を大切にして生活していきたいと思っている。
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セントポールズでの挑戦






















