
バスで1時間ほど南下したところにあるPentland hillsという丘陵地帯です。エディンバラは歴史的な街並みと自然が共生しています。

新年を迎えたSt Giles' Cathedral前での写真です。虹色の筒がクラッカーです。

それぞれが料理を持ち寄るPotluck partyの様子です。日本食は人気です!
日本社会は独自の文化を形成する一方で、排他的な一面もあると感じてきました。国際社会での共生を考えるため、日本人と外国人を隔てるものは何かを探りたいと考え、地域に根付くアイデンティティを持つスコットランドへの留学を決意しました。
エディンバラ大学では、人類学や社会学を通じて国際的な問題へのアプローチを学んでいます。チュートリアルでは、多様な文化的背景を持つ学生と議論を交わし、「Understanding Race and Colonialism」の授業では、日本における外国人の住居問題を共有したところ、人種に関わる問題の一形態だと共感を得ました。また、日本語学科のボランティアにも参加し、言語学習者の積極的な姿勢に触発されるとともに自らの文化を見つめ直す機会を得ています。
もちろん、机に向かう勉強は日本でもできます。私が留学で重視しているのは、現地でないとできない、その土地に親しみ、人々と交流することです。週末に友人が主催する持ち寄りパーティーでは、様々な国の料理を食べたりゲームをしたりして交流します。また、新年は、街角で居合わせた人々と肩を組み、歌いながら迎えました。花火のイベントが中止になってしまったので友達とクラッカーを鳴らすと、周囲の人々から「Nice!」と口々に言われ、場が盛り上がりました。留学は、一歩外に出れば常に新しい出会いがある日々。言葉以上に、共に過ごす時間や気持ちが人と人をつなぐことを実感しました。日常生活でも、寮のドアを開けて待っていてくれる、道ですれ違う際にウインクを送られる、そのような言葉にしない些細なやりとりの中にも、心が通じ合う瞬間があります。
座学と並行して多くの場に足を運んで交流を重ねる中で、相手を思いやる気持ちや尊重しようという姿勢がコミュニケーションの第一歩なのだと再認識する毎日です。今後も現地でしか得られない学びを最大限に吸収し、日本と世界をつなぐ架け橋のような存在になれるよう努めていきます。
閉じる