Study Abroad留学

留学体験談

2023年度取材時

文学部 国際文化学科 4年

長期協定
留学

高麗大学
留学先|韓国
期 間|3年次2月~翌年1月

語学力も積極性も磨かれた韓国での留学生活

大学入学前から韓国語を学び、旅行でも韓国をたびたび訪れていたKさん。1年次での短期留学を経て、更にしっかり学びたいと思い、3年次に1年間の長期留学に行きました。語学力の向上はもちろん、外国語しか使えない環境で一人暮らしをすることによってさまざまな経験値が上がり、積極性が身についたといいます。

準備1・2年次

学んできた韓国語を使って現地で暮らしてみたい

大学入学前から独学で韓国語を学んでいました。せっかく得た知識を活かし、韓国に滞在して現地の大学でも学んでみたいという思いがあり、まず、1年次の春休みに高麗大学での短期留学に参加しました。その際は語学研修がメインでしたが、通学したり学生と話したりするうちに高麗大学の雰囲気に魅力を感じ、ぜひこの学校でしっかり学びたいと思って、長期留学を目指すようになりました。

長期留学に向けて、韓国語の学習はもちろんですが、手続き資料の確認・作成や、外国人寮でのコミュニケーションに不可欠な英語力のアップにも力を入れました。

留学3年次

積極的に外出して現地の人と話す機会を

※1
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※1:学園祭IPSELENTI。※2:友人と行ったロッテワールド。※3:古都・慶州(キョンジュ)の古墳。

高麗大学が位置する安岩(アナム)という地域はこじんまりとしていながらも賑やかで、地下鉄やバスも便利で暮らしやすかったです。高麗大学はキャンパスが広大で、建築がとてもきれいでした。さらに自習スペースや売店などの施設、授業に関する設備も整っていました。

大物アーティストが多数集まって賑わう高麗大学の学園祭「IPSELENTI」や、学科主催で日韓の学生が自由に交流する言語交換会など、いろいろなイベントにも参加しました。個人的にも、地方に旅行に行ったり、ミュージカルやコンサートを観覧したりと充実した時間を過ごすことができました。授業がない日には一人でもなるべく外出して韓国人と会話をし、経験値を高めようと努力していました。

異なる国の学生たちと互いの違いを
面白がる

※1
※2

※1:授業で仲良くなった友人たち。※2:友人からの贈り物。

大学では前期後期とも5つの講義を受講しました。高麗大学には日語日文学科があり、日本語で行う授業もあれば、韓国語で日本について学ぶ授業もあります。私は日語日文学科の授業と外国人学生向け学術韓国語の授業の2種類をメインに受講しました。日語日文学科の授業では韓国人学生や教授と、日本語について韓国語で話し合う機会が多くあり、毎度考えが深まる時間でした。学術韓国語の授業では、韓国語での論文の書き方や発表・討論の仕方などを学びました。こちらは外国人留学生が対象だったので、韓国人や日本人以外の学生とも話す機会が非常に多く、互いの違いを面白がりながら一緒に韓国語を学んでいけたことが思い出深いです。この授業を通して海外の友人をたくさん作ることができました。

気持ちをシンプルに伝えることが重要

留学を通して、まずは何より韓国語能力が向上しました。留学以前は韓国語能力試験5級レベルでしたが、留学後半に受験した韓国語能力試験では最高難度の6級に9割以上の得点で合格することができました。さらに日韓の言語について韓国人学生と話せたことも、貴重な思い出になっています。

また、大学の授業でグループワークが思うように進まなくても、そこでストレスを感じて不機嫌になるのではなく、「自分はこうしたい」「やり方が分からないから教えてほしい」「一人ではできなさそうだから手伝ってほしい」など、素直な気持ちをシンプルに伝えることが重要なのだと気づき実践したことで、そのストレスを乗り越えられたと感じています。

大学とは異なる学びを得ることができた海外での一人暮らし

一人暮らし自体が初めてだったこともあり、すべて韓国語でやり抜いていくことには少し苦労しました。後期には寮の抽選に外れて自分で部屋を探さなければならなかったのですが、引っ越しをはじめ、役所での諸登録、紛失物の届け出、オンラインや電話での諸申請など、日本でも一人ではやったことがないようなこともたくさん経験しました。何よりビザを取得したことで行動範囲やできることが増え、現地人の社会の中に馴染むように生活できたこと、その中で人々の習慣を実感したことが大きかったと思います。日本ではとりあえず4年間大学に行くという人も多くいると思います。私自身、考えてみれば何か絶対これを勉強したいとか、絶対こういう職業に就きたいとかいう気持ちはありませんでした。もし、留学することなく4年間を過ごしていたら、それなりに充実はしていたにせよ、それほど濃い時間を過ごせなかったかもしれません。たとえ外国語が喋れたらかっこいい、という程度の軽い理由であっても、一度国外に出て生活してみることは、とても意味があると感じました。

国際課の方々には本当にお世話になりました。留学前はもちろん、渡航後も定期的に連絡を取り、帰国後の手続きやレポート提出等まで継続的にサポートしてくださったおかげで円滑に留学を終えることができました。

帰国4年次〜

韓国留学を経験して積極的な性格になれた

留学先では、自分から聞かないと教えてくれないことや、先を見越して準備しておかないと不利益になるようなこともあり、普段の10倍は積極的な性格になったつもりで一年間を過ごしました。いざ声に出して聞いてみれば何でも快く応じてくださる方にたくさん出会えたおかげで、以前より少し積極的な性格になれたと思っています。これから社会で生きていく上でも、どんな職場、どんな環境でもこの力は必要になってくると思うので、留学での経験を忘れずに活かしていきたいです。

できるだけ自炊を心がけ、食材を購入する際はルームメイトたちや友人とシェアして使用しました。

そのぶん、交際費は惜しまず、楽しい時間を存分に堪能できるようにしていました。

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※内容は取材当時のものです。

留学レポート

過去の派遣生のレポートには、留学先での授業、生活等のより詳しい情報が書かれています。留学を考えている、もしくは留学が決まっている成蹊大学の学生はぜひ読んでください。

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