留学体験談
2025年度取材時
文学部 国際文化学科 4年
中期協定
留学
期 間|3年次9月~翌年2月
留学で得られたものは語学力
だけでなく
「臆せず挑戦する姿勢」
他国からの移民も多く、さまざまな文化的な背景をもつ人々が集まるアイルランドの大学に中期留学を決意したTさん。初めは言葉の壁に戸惑いながらも、温かいホストマザーや友人たちに支えられて数多くの体験をし、語学力だけでなく、精神的にも大きく成長できたといいます。
準備1・2年次
多国籍な環境で多様なバックグラウンドの人と出会いたい

高校生の頃から、英語や異文化など「自分の知らない世界」に強い関心があり、いつか海外で生活してみたいと思っていました。具体的に留学を決意したのは大学2年次の夏。中期留学から帰ってきた先輩の話を聞き、自分も挑戦したいと、国際教育センターに相談に行きました。
4年間で大学を卒業したかったため、休学せずに参加できるプログラムを調べ、必要な語学力や奨学金制度も確認しました。国際教育センターには、留学の後半でインターンシップに参加するにあたって必要な英文履歴書の作成やビザ取得に関するアドバイス、奨学金の手続きなど、丁寧にサポートしていただき、安心して出発することができました。
アイルランド・ダブリンシティ大学には、日本語専攻があり、日本に興味のある学生が多くいます。大学附属の語学学校で英語を集中して学びながら大学のソサエティ(サークル)に参加できること、さらに、移民や海外からの留学生が多く、多様なバックグラウンドを持つ人と出会える点が大きな魅力でした。また、ダブリンの街でインターンシップに挑戦できるのもまたとないチャンスだと感じました。
留学3年次
サークルで広がった友達との交流



※1:大学のキャンパス ※2:学内のコンビニにはリンゴも売っている ※3:ハロウィーンパーティーの様子。警察官のコスプレをしているのがアイルランド人の友人
大学の中心には広場があり、昼休みなどはたくさんの学生で賑わっていました。学内の活動で特に思い出に残っているのが「Japanese Society」という日英交流のソサエティです。毎週のChat Timeでは、日本に興味を持つ学生たちと、英語と日本語を交えながら会話を楽しみました。ここで出会ったアイルランド人の友人とは、ハロウィーンパーティーで一気に仲良くなりました。仮装をしてゲームやカラオケを楽しんだあと、みんなで彼の家へ。水に浮かべたリンゴを、口でだけでくわえて取るハロウィンゲーム「ボブアップル」をしたことは、今でも忘れられない思い出です。彼は今ALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)の試験に合格して日本で暮らしています。留学を通じた縁の広がりを実感しています。
休暇にヨーロッパを旅行してさまざまな
文化に触れる
※1:チェコ・プラハのクリスマスツリー ※2:エディンバラから成蹊大学に留学していた学生の自宅で一緒に作ったスコットランドの朝食。 黒いパンのように見えるのは豚の血と小麦などの穀物できているソーセージ
留学当初は、「語学力を上げなければ意味がない」と思い込み、英語がうまく通じないたびに落ち込んでいました。特に複数人での会話では、聞き取れても意味を理解するのに時間がかかり、話題についていけないことが多く、悔しい思いをしました。そこで、英語のYouTubeやラジオを日常的に聞いて語彙を増やしたり、毎日英語で日記を書いて声に出して読む練習を必死でしたりしました。その取り組みは無駄にはならなかった一方で、いつしか「留学で得られるのは語学力だけではない」と前向きな気持ちでコミュケーションがとれるようになり、友人やホストマザーとの時間、異文化に触れる体験そのものを大切にするようにしました。
ダブリンの街にはライブミュージックの流れるパブが多く、週末には友人と音楽を聴きに出かけました。みんなで歌を口ずさみながら過ごす時間は、アイルランドらしい温かい文化に触れられる瞬間でした。土日やクリスマス休暇を利用して、フランス、ドイツ、チェコ、スコットランド、アイスランドなどヨーロッパ各地を旅行し、多様な景色や文化に出会えたことも大きな財産です。
落ち込んだ時も支えてくれた優しい
ホストマザー
※1:ホームステイ先の近くの公園でサイクリング ※2:ホストマザーからのクリスマスプレゼント。アイルランドガラスでできたオーナメント
ホームステイで滞在したのは、大学からバスで15分くらいの場所。留学生の受け入れに長年携わっているホストマザーと一匹のワンちゃんの家庭で、実の子どもだけでなくさまざまな事情を抱えた子どもたちを養子として迎え入れた経験のある、とても面倒見のよい女性でした。
英語での会話についていけず落ち込んだときは、いつもホストマザーに相談しました。拙い英語でも最後まで話を聞いてくれて、「大丈夫、少しずつ上達しているよ」とハグをして励ましてくれました。その優しさ、あたたかさにどれだけ勇気づけられたか......。メンタル面では彼女に本当に支えられたと感じています。日本の家族のこと、恋愛や政治の話まで、毎日のように語り合った時間は、語学力だけでなく、自分の考えを言葉にする練習にもなりました。私を親身に受け入れてくれたホストマザーとの出会いにとても感謝しています。
ミュージアムショップで
インターンシップ経験



※1:アイリッシュ・ロックンロール・ミュージアムにて ※2 ※3:帰国の際に見送りにきてくれた友人たち。手にするアイルランド国旗には、メッセージが書かれている
私が利用した中期留学プログラムにはインターンシップ制度があり、留学期間の後半の2カ月間は、「アイリッシュ・ロックンロール・ミュージアム」のお土産ショップでインターンシップを経験しました。レジ対応や開店準備、看板出し、月1回の在庫チェックなどが主な仕事です。在庫が少なくなった商品を上司に報告し、発注を依頼する役割も任されました。ネイティブの同僚の会話スピードに戸惑いながらも、自分から話しかけるよう心がけました。ドイツやフランス、アメリカなど各国から来たインターン生と一緒に働き、最初は緊張していた会話も次第に楽しめるようになりました。完璧な英語でなくても、学び続けようとする姿勢は必ず相手に伝わる――そう実感できたことが一番の収穫です。
帰国4年次〜
自分から行動することの大切さを
留学で学ぶ

今回の中期留学で、成蹊大学からダブリンシティ大学へ留学したのは私ひとりでした。知り合いが誰もいない環境に飛び込むのは不安もありましたが、そのぶん自分から話しかけ、みずから行動することの大切さを学びました。また、留学で得られることは語学力だけではなく、新しい人々との出会いや異なる価値観を学ぶこと、挑戦する姿勢を身につけることだと気づきました。
帰国後に進めた就職活動では航空会社の関連企業から内定をいただきました。これからも興味を持ったことには臆せず挑戦し、困難に直面したときも「今の自分にできること」を考えながら、少しずつ前に進んでいきたいです。
英語圏でのインターンシップが魅力
留学期間中は、成蹊納付金2/3減免

(外部機関給付分含む)
(37万円減免)
※内容は取材当時のものです。
留学レポート
過去の派遣生のレポートには、留学先での授業、生活等のより詳しい情報が書かれています。留学を考えている、もしくは留学が決まっている成蹊大学の学生はぜひ読んでください。
※学内からのみアクセス可能です。