成蹊教育基本理念

学園長メッセージ 

成蹊学園とESD

成蹊学園学園長

本学園では、2018年4月に成蹊学園サステナビリティ教育研究センターを開設しました。同センターは、現在世界的な課題となっている持続可能な社会の担い手を育成する教育(Education for Sustainable Development)および持続可能な発展の研究を学園一体となって取り組み、推進する拠点となります。

今日の世界は、環境、エネルギー、貧困、人権、平和など様々の深刻な問題に直面しており、その解決を目指すことを通じて社会や世界の持続可能性を高めていく必要があります。このため、学校などの教育機関においてもESDの活動を通じて、新たな課題を担う人材を育成することや課題解決のための研究を社会に還元することが求められています。今回、成蹊学園においてサステナビリティ教育研究センターを開設するにいたった経緯としては、近年のこうした社会的要請に教育機関として応えるということがありますが、より重要なことは、学園がその創設以来実践してきた教育理念や取組それ自体が、じつは今日ESDといわれているものと内容的に合致しているということにあります。


実際、成蹊学園では、実験、観察、校外学習を通じた本物に触れる体験学習を重視してきました。成蹊独自の「理化(理科)教育」や、すでに90年以上の歴史を誇り、富士山の正式視程観測や人工衛星観測を通じて、日本はいうまでもなく海外の天文台からも高く評価されている成蹊気象観測所の活動は、まさにそれにあたりますし、成蹊中高では、戦前の旧制の時代から生徒たちが自ら発足した成蹊気象天文研究会の伝統を引き継ぎ、現在もクラブ活動で天体観測などが行われています。また、小学校での「種を蒔き、育て、収穫し、調理し、食べる」という栽培活動や、中学校での「夏の学校」の自然観察プログラムなどにみられるように、成蹊学園の各学校では、ESDの理念につながる教育が、長い歴史と伝統のもとに実践されてきているのです。大学においても、近年多くの学生がすすんでボランティア活動に従事しており、そうした活動を支援するためにも大学ボランティア支援センターがすでに設置されています。


成蹊学園サステナビリティ教育研究センター(ESDセンター)は、このような体験型・観察型の教育や大学での研究を、そして児童・生徒・学生たちの活動を支援し、広く社会や世界に向かって発信することに努めます。今後、センターは、学園内連携、地域連携、国内・国際連携の拠点としての役割を果たすことによって、若い世代の将来を考える力や意識の向上に寄与し、持続可能な社会を担う世代の育成に貢献していきますので、引き続き成蹊教育へのご理解、ご支援をお願い申し上げる次第です。


●成蹊学園サステナビリティ教育研究センターのホームページはこちら

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