成蹊教育基本理念

理事長メッセージ

変化の時代に求められる教育改革を

成蹊学園理事長 小林 健

成蹊学園の歴史は、1912年、創立者である中村春二先生が、中学時代の親友であった岩崎小弥太氏と今村繁三氏の協力を得て、池袋の地に学園の前身である「成蹊実務学校」を開校したことに始まります。以降、本学園は「桃李不言下自成蹊」の姿を理想とし、「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」という建学以来の教育理念を継承しつつ、小学校、中学校、高等学校、大学、大学院を設置する総合学園として、国内外で活躍する数多くの有為な人材を社会に送り出し、発展を遂げてまいりました。

そして、今、社会が大きく変化している中で、新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、世界中が過酷な試練を強いられ、学校教育の現場もこれまでの日常を取り戻すのが難しい状況に置かれています。しかしながら、このような時だからこそ、私立学校は、時代に即した特色ある教育を実践し、社会から高い評価と信頼を得る存在でなければなりません。

成蹊学園は、2022年に創立110周年を迎えますが、その歴史と伝統に甘んじることなく、さらなる努力を続けています。2013年4月には2018年度までの6年間を達成期間とする第1次中期計画を策定し改革を進めてまいりました。そして、2019年度からは、第1次中期計画の成果と課題を踏まえたうえで、学園目標を「未来を切り拓く蹊(こみち)を成す」と定め、2022年度までの4年間を達成期間とした第2次中期計画を新たに策定しています。現在、この学園目標を達成するために、各学校・法人がそれぞれ目標を設定し、その達成に向けて一丸となって取り組んでいるところであります。

確かな教養と豊かな人間性を兼ね備え、社会の発展のために献身的に貢献できる人材を育成することこそが、成蹊学園の建学の本旨であり、これからの時代においてもさらに強く求められるミッションです。世の中の変化が著しく加速する困難な時だからこそ、私どもは、時代のニーズにあった教育改革を迅速に断行し、社会に求められる人材を送り出す努力を続けてまいります。
皆様におかれましては、今後ともより一層のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。