成蹊学園の特色

PHILOSOPHY OF SEIKEI

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体系的な国際理解教育

小・中高・大の連携教育により、グローバル社会で真に役立つ力を養います。

成蹊学園では、1918年から帰国生の受け入れを行うなど、伝統的に国際理解教育への取り組みを行ってきました。小学校から大学まで共通して、外国語によるコミュニケーション能力を持ち、国際社会で存分に個性を発揮できる人材を育成するべく、各段階に応じた国際理解教育を体系的に進めています。

学園縦断型の組織で国際化に即した教育の充実を図る

国際教育センターは、国際理解教育の推進を学園全体の目標として掲げ、小学校から中学・高等学校、大学まで、総合学園の特色を活かした縦断的な組織として2004年4月に設立されました。一貫した国際コミュニケーション能力の開発、異文化を実際に体験する国際交流・海外留学など、各段階に応じた多岐にわたる国際理解教育を体系的に展開することで、語学だけに特化することのない真の国際人の育成を目指します。

小学校
英語を楽しく、好きでいるために小学校1年生から学習

1915年の小学校開校時から英語への取り組みを行い、2002年からは小学校の全学年で英語の授業を行っています。1年生からネイティブスピーカーの教師による授業を行うほか、国際理解というテーマでの学年交流授業なども実施しています。また、4年次には、帰国生がオリエンテーションプログラム後に一般学級に混入されるため、海外の暮らしや文化を知る子どもたちとの連帯により児童一人ひとりの視野が広がり、国際感覚を磨くことができます。高学年が参加対象のオーストラリアでの海外体験学習には、例年約60名の児童がプログラムに参加しています。

中学・高等学校
国際社会に通用する教養と個性を育てる

英語力のみならず、相手の異なった背景や文化を理解した上で自らの考えを表現しながら新しい価値観を構築できる人間を育てるべく、留学や交流プログラムの充実に努めています。1949年開始のアメリカ・セントポールズ校や1970年から続くオーストラリア・カウラ高校との交換留学、イギリス・ケンブリッジ大学ペンブルックカレッジ、アメリカ・カリフォルニア大学デービス校や北欧への短期留学、アメリカ・イーグルブルック校や有名私立校のサマープログラムへの派遣など、将来の選択を見据えた成蹊ならではの特色あるプログラムを実施し、世界に目を向けた教育を行っています。
さらに、高校生には大学の授業の履修制度や、TOEFL講座、中高で行うSAT講座などの受講の機会も提供しています。

大学
「英語教育」と「異文化理解」を柱に、真の国際人を育成する

習熟度を考慮したクラス編成で体系的・段階的に英語を学び、実践的な英語力を修得することと、異文化理解につながる科目を多数設置することで、多様性を知り、受け入れる柔軟性を身につけることを重視しています。
2020年度より開設した学部横断型グローバル教育プログラム「EAGLE」では、学内での英語による授業のほか、ケンブリッジ大学ペンブルックカレッジへの短期留学、2年次以降の中期・長期留学、海外でのインターンシップなどを通じて、グローバルな知見と教養、グローバルな社会で活躍するための国際感覚、実践的なスキルを身につけます。

協定留学校

小学校の海外体験学習、中学・高等学校の交換留学、大学の協定留学(短期・中期・長期)など、さまざまな国の学校と協定を結んでいます。

  • 成蹊小学校

    高学年の参加希望者を対象に、オーストラリアでの海外体験学習を実施しています。一般クラスへの授業参加やホームステイを通じて、異文化理解と相互交流を深めています。

    国際理解教育
    (成蹊小学校)

  • 成蹊中学・高等学校

    提携校のほか、学校が認める留学先の単位認定、学内選考を経て派遣するサマースクールの1学期期末試験免除、独自の奨学金制度など、留学を後押しする制度が充実しています。

    国際理解教育
    (成蹊中学・高等学校)

  • 成蹊大学

    学内選考に合格した学生を協定校へ1年または6か月間派遣。留学先で習得した科目を学部では60単位、大学院では10単位まで卒業所要単位として認定。休学せずに留学することも可能です。

    協定校一覧
    (成蹊大学)

国際教育センター

SIIS Seikei Institute for International Studies

グローバル社会で活躍できる人材の育成:
他者と協力し新しい価値を生み出せる人材を育てます。

3つの柱

  • 1

    教育
    自己と他者を理解しコミュニケーションを深める力を育てるため、英語教育と国際理解教育を推進しています。海外からの留学生には、充実した日本語教育を提供しています。
  • 2

    研究
    教育を支える研究活動を実施しています。英語教授法や異文化理解に関する研究などがあります。
  • 3

    交流
    異文化との出会いの場を提供しています。学習の動機づけとなり一生の財産ともなる、豊富な留学プログラムや国際交流イベントを実施しています。

小・中高・大 連携教育

総合学園の特色を活かし、小学校から中学・高等学校、大学まで長いスパンで国際性を養う教育を実践しています。
海外留学のチャンスは、大学生はもちろんのこと、中高生や小学生にも提供されています。