成蹊学園学園長 江川 雅子
1912年に成蹊学園の前身、成蹊実務学校を開校した中村春二先生は、当時の知育偏重、画一的な教育に疑問を持ち、生徒一人一人の個性に合わせて教育を行うべきだと考えました。「個性の尊重」は成蹊学園の建学の精神の一つであり、本学では小学校から大学まで少人数教育を徹底しています。近年注目されている「個別最適な学び」を100年以上前から実践してきたのです。
今日、グローバル人材の育成と多様性への対応が大きな課題となっています。「個性の尊重」は一人一人の個性を大事にするという意味で、多様性を受け入れることにつながります。