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中期重点目標として「自ら課題を発見し、解決できる人材の育成」を掲げ、その達成のための中期重点施策をまとめています。
施策は、1.グローバル化の推進 2.教育・研究の質の向上 3.組織・経営基盤の強化 4.産業界・地域との連携の4つからなり、これらを柱に取り組んでいます。 -
まず確かな基礎学力をつけ、次に修得した知識の活用・発信方法を体得させ、最後に課題解決を実践する体験的学習を経験させる、という教育サイクルを繰り返し行っていきます。小学校から大学・大学院までがワンキャンパスにあるため、そのステップを自然と身に付けられるように一貫教育の有用性を高めていきます。
- 福島
- 成蹊学園は昨年創立100周年を迎え、本年から新たな世紀へ向けてスタートを切りました。成蹊学園のビジョンやコアバリューを教えてください。
- 橋本
- 成蹊学園は“「教養ある豊かな人間性」で、時代をひらく”というタグラインを掲げ、中期重点目標を達成するための中期重点施策として、1. グローバル化の推進 2. 教育・研究の質の向上 3. 組織・経営基盤の強化 4. 産業界・地域との連携を4つの柱に取り組んでいます。基礎学力を身に付け、その利用法を知り、実際に課題を解決していく教育サイクルを考えると、本学園には、小学校から大学・大学院までがワンキャンパスに存在し、そのステップを自然と身に付けられる利点があります。この一貫教育の有用性を高めていきたい。例えば、小学校の英語クラスのティーチングアシスタントに成蹊大学生を採用したり、小中学生の課外活動を大学生が指導したりするなど、ワンキャンパスならではの取り組みを推進していきます。
橋本 竹夫
- 黒川
- 上級生が下級生を教えるのは素晴らしいことです。下級生にとって上級生が身近な目標になるからです。ワンキャンパスであることは、成蹊学園のアドバンテージだと思います。私は中学・高校と成蹊学園で学びました。創立者の中村春二先生は、知育偏重ではなく、個性を尊重した人格教育を実践されていたそうですが、確かに度量が広く、偏見のない先生ばかりで、リベラルな校風が形成されていました。6年間の成蹊での生活、特に先生たちと多様な家庭からの生徒の存在が、私の人格形成に大きな影響を与えたと思います。
- 橋本
- 中村先生は、教育の基本的なあり方を「修養」としました。精神を練磨し、優れた人格を形成することに努めることを意味します。この教育理念に基づいて中期重点目標への取り組みを進めることが、教育の質を保証することにつながると思います。
佃 和夫
- 佃
- 成蹊学園は、先生方や卒業生など多くの人に支えられて誇るべき100年の歴史を刻んできました。これからの時代は、従来の価値観だけでは通用しません。教職員、保護者、卒業生、地域、企業が一体となって新たな教育に取り組み、個々人の特性と能力に応じて社会を支える人材を育てていきたいと思います。
- 福島
- 初等・中等教育はもちろん、人材を社会に送り出す高等教育においても、人格形成や人間教育の重要性が叫ばれています。成蹊学園に寄せられる期待は、ますます大きくなっていくと感じました。
2013年より開始された中期重点目標の策定にあたって、タグライン“「教養ある豊かな人間性」で、時代をひらく”を定め、成蹊教育の価値を内外に発信しています。
ティーチングアシスタント(教育補助員)は、教員の指導・助言の下で教育を補助する役割を担います。教育補助員制度は、本学における教育効果をより一層高めるとともに、大学生が教育実践の場を経験するための貴重な機会を提供しています。
小学校から大学までのすべての学校が、緑豊かな吉祥寺の広大な敷地にあります。
学校施設紹介
創立者中村春二は、教育の基本的なあり方を、日本古来の教育理念ともいえる「修養」(精神を練磨し、優れた人格を形成することにつとめる)としました。
教育理念
2012年に学園創立100周年を迎えました。記念式典をはじめ様々な行事を行い、成蹊教育の価値を社会に発信するとともに、新しい世紀に向けて歩み出しました。
学園創立100周年記念について