2017年4月15日、『ESD成蹊フォーラム2017 武蔵野の自然と成蹊の学び』の第3部として、ウォーキングツアー『国分寺崖線をめぐり武蔵野台地の成り立ちを知る』を開催しました。
今回のツアーは、武蔵野台地の成り立ちを知るために、地質や地形だけでなく、その上で繰り広げられた歴史や現代の街並みにも注目しながら、直線なら約1.3kmのJR中央線「西国分寺」と「国分
寺」のひと駅区間を北に南にと寄り道しながら、約5.5kmの道のりを3時間かけて歩くというものです。
ちなみに、国分寺崖線は、立川市から国立市、国分寺市、府中市、小金井市、三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区を通って大田区まで続く、全長約25kmに及ぶ、高さ10~20mほどの崖の連なりです。
この崖線は、太古の多摩川が武蔵野台地の南側を削ってできた河岸段丘で、崖線沿いには緑地、公園や寺社、歴史遺構などが数多く点在しています。
当日は、晴天にも恵まれ、24名の参加者たちは、西国分寺駅を出発した後、恋ヶ窪、武蔵国分寺跡、お鷹の道、丸山などを通り国分寺駅までの道を歩きました。今回は、ツアーガイドとして、4月2日に開催されたフォーラム第2部でご講演いただいた、帝京平成大学の小森次郎先生をお招きしました。小森先生による、専門的でありながらとても分かりやすい解説に、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。
歩き終えた参加者の方からは、「楽しかった」、「また来たい」との嬉しい声があがっていました。








※ESDとはEducation for Sustainable Development(持続発展教育)の略で、この十数年来、ユネスコ(国連教育科学文化機関)によって推進されてきた運動です。成蹊教育の理念とも高い親和性があることから、ESD成蹊フォーラムを企画し、今回は昨年度(2016/3/26開催)に引き続き、2回目の開催となります。 成蹊学園では、ワンキャンパスだからこそ実現できる小学校から大学までを対象とした一貫教育活動として、「成蹊オープン・ゼミ」と称した様々な取り組みを行っています。2016年度に実施した第1弾企画『中学3年生×大学ゼミ体験』、第2弾企画『オーロラと宇宙シンポジウム』に続き、第3弾企画として、去る4月2日に『ESD成蹊フォーラム2017 武蔵野の自然と成蹊の学び』第1部(報告)・第2部(講演)を開催しました。