成蹊学園は、2月16日(金)にオーロラを通じて宇宙や地球を知ることを目的とした「オーロラと宇宙」シンポジウム(協力:国立極地研究所)を学園本館大講堂で開催しました。
このシンポジウムは、宇宙科学を楽しむシンポジウムとして今年で3回目の開催となります。当日は、成蹊学園の児童・生徒・学生・教職員のほか近隣にお住まいの方など、100名を超える参加者がありました。
最初に、国立極地研究所の片岡龍峰准教授から、歴史資料に残る過去のオーロラの記録や太陽とオーロラの関係のほか、様々なオーロラについて実際の研究現場(観測風景など)の話を交えながら講演していただきました。続いて、京都大学地球惑星科学専攻の齊藤昭則准教授から、宇宙から見た地球の映像(オーロラ、シティーライトなど)や気象データに基づいての雲の動き、人工衛星から見た日食の様子をデジタル4次元地球儀「ダジックアース」に投影しながら、地球だけでなく他の惑星の現象について講演していただきました。参加者は、"オーロラと宇宙"の世界にのめり込むように耳を傾けていました。講演後の質問タイムでは、積極的に質問があり、30分に渡る熱心な質疑応答が続きました。
また、会場では、南極で実際に使われた防寒具をご覧いただいたり、参加者全員に南極の氷を触っていただいたりして、南極の自然を実感していただきました。
なお、同日シンポジウムとは別に、成蹊小学校の5年生約130名を対象として、小学校けやきホールにて「地球と宇宙」特別授業が行われ、片岡先生、齊藤先生の興味深いお話に、子どもたちも目を輝かせながら聞き入っていました。こちらも、授業の終わりまで質問が絶えませんでした。