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枯林忌を行いました

成蹊学園では創立者中村春二先生の雅号「枯林」にちなみ、中村先生の亡くなった2月21日を「枯林忌」とし、その遺徳を偲ぶ日としています。

<枯林忌追悼会>
2月26日(金)枯林忌追悼会を開催いたしました。
追悼会は、成蹊学園が池袋にあった当時に中村春二先生より教えを受けた池袋同窓会のメンバーが行っていた催しに、昭和58年(第60回)に池袋同窓会との共催として成蹊学園が参加し、翌昭和59年からは社団法人成蹊会と成蹊学園との共催で行われるようになりました。
この会では、中村春二先生のご遺徳を顕彰し、この一年間に物故されたとの連絡を受けた教職員、卒業生を追悼しており、枯林忌を通じて成蹊教育の原点を顧み、将来に伝える機会とする行事となっています。
今回で98回目となる追悼会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、残念ながら、規模を縮小して、学園での開催となりました。当日は、心力歌第一章を拝聴した後、佃和夫理事長から挨拶がありました。続いて、故人のご冥福を祈り黙祷を捧げた後、追悼歌が流れ、厳かな雰囲気の中閉会となりました。

<献花・礼拝>
学園では中村春二先生のご命日に中村春二先生および賛助員である岩崎小弥太氏・今村繁三氏のレリーフ・胸像に献花し、礼拝しています。小学校では桃の会の児童が各胸像・レリーフの清掃と献花を行い、各学級でお参りをしました。また、枯林忌にちなみ小学校体育館前の桜並木の一画に植樹された桜の苗木に、1年生が桜と自身の成長を祈願して土かけを行いました。この苗木は、今から97年前の1924年に植えられた大きな桜の木からできたものです。