教育の特色

国語、社会、数学、理科では分野別に細分化され、高校に近い科目編成になっています。他の中学校との大きな違いは、書道が芸術科目として独立した授業を行っていることと、社会科と理科では分野ごとの専門の担当者が授業を受けもつようになっている点です。科目数が多くなって生徒にとって大変な面もありますが、科目ごとの学習目標が明確になるので授業への生徒の集中度は高いといえます。普段から生徒は何か分からないことがあると、質問のため教員のもとを訪ねることが一般的です。
定期的な試験が年に５回あり、厳正に実施されます。このほか、小テスト、作文、実験レポート作成、作品制作などが日常的に行われ、それらを総合して成績評価を行っています。成績は10段階の絶対評価です。
また、校外授業も積極的に実施しています。大きなものとしては｢夏の学校｣（1･2年）と｢修学旅行｣（3年）があります。
｢夏の学校｣では自然の中で理科、芸術、社会科などの体験学習や登山を行っています。常時医師（卒業生）、看護師が同行し、生徒の安全を確保します。｢修学旅行｣（4泊）は日本文化の原点を現地学習するために奈良・京都を訪れます。

海外のインターナショナル校で教育を受けてきた帰国生が、日本への早期の適応を目指すことから、国語・社会に重点を置いています。さらに英語圏からの入学者に対しては、培ってきた英語力を維持し、伸ばすために外国人教師による高水準の授業を行っています。帰国してきた子供たちの個々のケースに応じてあたたかく見守りながら、きめ細かい教育を行っています。少人数学級だからこそできる、親密な雰囲気のなかの授業が大きな教育効果をあげています。
学校行事、生徒会活動、クラブ活動等には一般学級の生徒と一緒にのびのびと参加しています。早期の適応には、一般生徒とお互いに打ちとけていくことや、なるべく多くの生徒とコミュニケーションを持つことが大切であると考えます。なお、国際学級は、中学１年生時のみ設けられています。