成蹊の名の由来・凝念
桃李不言 下自成蹊
桃李ものいはざれども、
下おのづから蹊(こみち)を成す
...「李将軍列伝」(史記)より
「成蹊」という学園名は、このことわざから来ています。桃や李(すもも)は何も言わないけれど、美しい花を咲かせ、おいしい果実を実らせます。すると、それにひかれて人が集まり、樹木の下には自然と蹊ができる。桃や李は、人格ある人のたとえで、つまり、そういう徳のある人には、その徳を慕って人々が集まってくる、ということです。これは、中国に古くから伝えられたことわざを、「史記」の作者である司馬遷が、李廣の人物を賛えるために引用したことから有名になったものです。
凝念
ぎょうねん
~伝統の精神集中法で
気構えを養う~
手を組み、目を閉じて精神を集中させる。これは、中村春二が考案した独自の精神集中法です。「精神を集中させ、それを持続する習慣を養うことは教育の徹底に不可欠である」という創立者の教育理念を継承し、毎朝の朝礼で凝念を行い、授業への集中力を高めます。